【Q】ザルティア錠の1包化、粉砕の可否は?

【A】1包化と粉砕ともに可能である。

苛酷試験 (錠剤) 40℃ 75%RH シャーレ解放 6ヶ月で変化なし

(ザルティア錠 医薬品インタビューフォーム 第4版) http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/530471_2590016F1020_1_02F_1F

 

粉砕可能である。(参考 : 錠剤カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)

※粉砕・1包化の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

 

【Q】アーガメイトゼリーの経管投与の可否は?簡易懸濁法の可否は?

【A】経管投与可能である。以下に方法を示す。

1. アーガメイトゼリーを容器に全量取り、よくかき混ぜてペースト状にする。(1分から2分程度)

2. ぬるま湯  (38〜40℃) 35mlを少量ずつ加え、よくかき混ぜながら固まりが残らないようにする。

(参考 : 三和化学研究所資料)

【NEWS】Googleの機械学習システムは専門医よりも上!糖尿病による網膜症の兆候を機械学習できるシステムを開発

https://www.google.co.jp/amp/getnews.jp/archives/1564248/

【コメント】糖尿病網膜症は日本において失明原因の第1位である。初期には症状が現れないため、定期的な検査が必要である。記事には眼科医にも診断が難しいと記載があり、眼科医以外でも診断が可能となれば‥と思う。

 

【Q】エビスタ錠の粉砕の可否は?

【A】不可である。

粉砕時の有効性・安全性が確認されていない。

皮膚刺激があり、バイオハザート・被曝の面からも粉砕不可。

(参考 : 錠剤・カプセル剤ハンドブック 第7版)

※粉砕の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

【Q】エディロールの簡易懸濁法の可否は?

【A】エディロールの簡易懸濁法の記載は「内服薬 経管投与ハンドブック 第3版」にも記載はない。

簡易懸濁は不可と考えられる。以下に詳細を記載する。

・承認外投与である。

・エルデカルシトールは油性成分である中鎖脂肪酸トリグリセリドに溶解しており、カプセルを水や温湯に融解した際には容器などに付着する恐れがある。

・エルデカルシトール含量は非常に微量のため容器への付着が懸念された場合、全量投与することが難しい。

・とろみ剤や服薬補助ゼリーの使用が好ましい.

【大正富山医薬品株式会社 メディカルインフォメーションセンター】

※簡易懸濁法の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。