【NEWS】グーグルは15億ドルの不老不死研究で何を知ろうとしているのか?

https://www.technologyreview.jp/s/18419/googles-long-strange-life-span-trip/

【コメント】グーグルの資金の豊富さは莫大なことがわかる。ネット広告で稼いでいるので、どんなことにも手を出せる。今後はどんな分野に行くのだろうと個人的に非常に楽しみです。

さて、不老不死の話であるが果たして実現するのだろうか。この記事を読んで不死は物理的な死があるため不可であるが、不老はもしかすると可能であるかもしれないと思った。老いがこないということは、病気にもなりにくくなり、健康な日々を過ごす期間が長くなるということ。死は物理的なものだけという世界になるということ。想像するといいのやら悪いのやら。とりあえず不老の薬が出れば売れそうだけど、今の医療用医薬品の大部分は不必要になるかもしれませんね。

【NEWS】女性医師の方が、男性医師よりも患者の死亡率、再入院率が低いことが明らかに

https://healthpolicyhealthecon.com/2016/12/19/physician-gender-and-patient-mortality/

【コメント】面白い記事でした。性別で二群に分けていいのかは疑問ですが、新しい視点だと思います。。「表1.患者の30日死亡率と30日再入院率、男性医師 vs 女性医師」は有意差は出ていますが、数値的にはあまり変わらないような気もしましたが‥。 個人的にはその医師の性格に大きく左右されるのではと思います。

【NEWS】“置き薬”でアフリカの医療課題を解決する – 注目の社会起業家特集「AfriMedico」

https://industry-co-creation.com/catapult/6952

【コメント】「アフリカに置き薬を」という発想が素晴らしい。現在の日本においても高齢者の自宅に伺うと「置き薬」がよくみられる(田舎だから?)。「置き薬」の薬は定期的に営業が回って、交換などを行ってるという。どの薬をどれだけ使用されたのかIoTを導入すれば効率がよくなるのにと思う。また、「置き薬屋」と似たようなことを地域の薬局が行えば、セルフメディケーションにつながるのでは!

【NEWS】アボット ジャパン、医療従事者が活用できる革新的グルコースモニタリングシステム「FreeStyleリブレPro」を日本で発売開始

http://www.abbott.co.jp/media-center/press-releases/11-28-2016.html

【コメント】画期的である。特に穿刺による痛みがなくなることが。糖尿病診療ガイドラインも変わるかも!以下に詳細をまとめた。

・これまでの血糖測定器は指先の穿刺採血に伴う痛みがあった。

・医療従事者が小さな丸いセンサーを糖尿病患者の上腕部裏側に装着するのみセンサー中心部の極細の針が、組織間質液中のグルコース値を持続的に測定します。センサーは15分ごとに自動でグルコース値を記録し、最大14日分、1340回の測定データが保存できる。

 

 

【NEWS】2016年11月トレドミン、サインバルタ、インフェクサーSR添付文書改訂

2016年11月 トレドミン(ミルナシプラン)、サインバルタ(デュロキサチン)、インフェクサーSR(ベンラファキシン)の添付文書が改訂された。

【従来】自動車運転は禁止→【改訂後】眠気などの副作用に関して適切な指導を行えば、自動車運転は可能

以下添付文書

眠気、めまい等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導すること。

【コメント】もし服薬後、自動車事故などが起きた場合に、服用前にしっかりと副作用の指導がされていなければ医療機関の責任となるだろう。薬剤師の服薬指導は必須であり、薬歴にもしっかり記載する必要がある。

【NEWS】ミケルナ配合点眼液 薬価収載

ミケルナ配合点眼液 (カルテオロール塩酸塩/ラタノプロスト配合点眼液)

ミケランLA点眼液2%とキサラタン点眼液0.005%の配合点眼薬。

〔用法・用量〕1回1滴、1日1回点眼する。

・キサラタン点眼液0.005%は開封前は冷蔵保存であるが、(開封後は室温保存。ただし、30℃以下、遮光保存、開封後4週間まで)、ミケルナ配合点眼液は常温保存可能である。

・効能効果・用法用量が同様の既収載品であるため、薬価収載後の投与制限はなし。

ミケルナ配合点眼液 添付文書 第1版

http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/180078_1319823Q1026_1_02.pdf

 

【NEWS】歯科医、2029年には1万4千人過剰…合格基準引き上げも検討

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161213-OYTET50023/

【コメント】2015年度末時点での薬局数は5万8326軒。コンビニは約5万3000軒。そして薬剤師数は現在37万人。薬学系大学の増加と共に、さらに薬剤師数は増加していく。それとは逆行して調剤業務のオートメーション化に伴い、薬剤師数の需要は減少していくと予測されている。今後の薬局の行方は以下に示す歯科診療所の後をたどると推測される。

・定期的な歯石や歯垢の除去など予防歯科を掲げている歯科診療所の増加と同様に、生活習慣病に対する予防へと舵を切る薬局が増加する(薬局における予防医学をどうやってマネタイズするかがか鍵となるが‥)

・歯科診療所が予防医学へ転換した背景にキシリトールガムの出現によって、虫歯人口の減少傾向したことがあげられる。虫歯が減少すると歯科診療所の収益が減るわけだが、キシリトールガムを歯科医推奨のお墨付きにするために、営業マンが歯科医を予防医学へと転換する提案を行い、歯科医に納得させたという経緯がある。

・日曜や祝日に開院している歯科診療所が増加している。飲食店などのサービス業は基本的に土日は営業している。収益面から日曜・祝日の営業は必須だ。現在まだ、収益が高い個人経営の病院や薬局は日曜・祝日は基本的に休みだ。

さてさて、薬局もこの道をたどるのだろうか。