【Q】医療用麻薬の廃棄方法は?

麻薬‥‥事前に「麻薬廃棄届」を提出→ 保健所職員の立会いの下、廃棄する

麻薬処方せんにより調剤された麻薬‥‥事前に「麻薬廃棄届」を提出せずに回収困難な方法で廃棄することができるが、廃棄後30日以内に調剤済廃棄届を提出する必要がある。

【Q】アンペック坐薬の廃棄方法は?

【A】廃棄方法 : アンペック坐剤1個+温水100ml以上+洗剤1mL/温水100mlでかき混ぜ、坐剤を乳化状態とし、流しに廃棄する。

 

以下、届け出について参考

麻薬 → 事前に「麻薬廃棄届」を提出→保健所職員の立会いの下、廃棄する

 

届け出については以下を参照

【Q】医療用麻薬の廃棄方法は?

 

【Q】デノタスチュアブル配合錠の1包化と粉砕の可否について

【A】分包不可である。粉砕については、服用時に随時、粉砕することは可能である。吸湿及び光により品質低下が認められているため、粉砕品の保管や1包化は不可である。

※1包化、粉砕の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

(参考) 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック第7版

デノタスチュアブル配合錠のインタビューフォームには以下のような記載がある。

1. 薬局での取り扱い上の留意点について

吸湿及び光により品質低下が認められているので、分包しないこと。

2. 製剤の各種条件下における安定性について

苛酷試験 (錠剤での条件)

a. 加湿 シャーレ開放 25℃/75%RH  保存期間1,3,7日  →【結果】1日目以降、性状及び硬度の品質低下を認めた。

b. 曝光 シャーレ開放 D65ランプ(3000lx,25℃)  60万lx・hr →【結果】コレカルシフェロールの含有低下を認めた。

(デノタスチュアブル配合錠インタビューフォーム 第5版)

http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/530143_3219100F1020_4_1F

 

 

【Q】アスパラ-CA錠の1包化と粉砕の可否について

【A】アスパラ-CA (カルシウム) 錠1包化可能であるが、硬度の低下に注意が必要である。粉砕も可能である。

※粉砕、1包化の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

 

【1包化】

苛酷試験 (錠剤) 保存条件 30℃ 相対湿度75% 開放時の条件で保存期間3ヶ月

硬度が若干低下し、崩壊時間がわずかにのびた。

(アスパラ-CA錠 医薬品インタビューフォーム 第7版)

http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/400315_3214001F1020_1_070_1F

 

【粉砕】

粉砕後 (25℃、32 ~ 76%RH 、蛍光灯下m、開放、4週間) 外観、含量に変化なし。

(参考 )錠剤カプセル剤粉砕ガイドブック 第7版