【NEWS】偽薬とわかっていても、プラシーボ効果を得られることが証明される

【NEWS】偽薬とわかっていても、プラシーボ効果を得られることが証明される

http://www.gizmodo.jp/2016/10/placebo-effect-know-fake.html

 

特に精神科・心療内科領域においては、プラセボ効果を期待して、有効成分が入っていない薬を出すことも以前はあった。

現在はインフォームドコンセントの観点から、少なくはなったと思うが。

偽薬とわかっていても、プラシーボ効果が得られるのであれば、インフォームドコンセントはしっかりしつつ、偽薬を使用することができる。

この研究のエビデンスは確かなものなのかどうかの見極めも必要だ。

 

【医療ニュース】遠隔診療「ポケットドクター」1万人を、世界に

遠隔診療「ポケットドクター」1万人を、世界に

http://forbesjapan.com/articles/detail/13867

【コメント】遠隔診療に対して薬剤師がなにができるのかを考えていく必要がある。もちろん遠隔診療➕薬剤師の訪問指導の介入であろう。遠隔診療➕院内処方で、薬は郵送とかになれば薬剤師は不要になっていく恐ろしい事態になっていく。

【医療ニュース】厚労省:個人治療歴を一元管理 医療効率化 20年度から

厚労省:個人治療歴を一元管理 医療効率化 20年度から

http://mainichi.jp/articles/20161020/k00/00m/040/073000c

薬局にとっても医療の効率化に大きく貢献すると思う。

今、病歴や服用薬を把握するのに患者に直接聞くか、もしくはお薬手帳を確認するしか方法はないのでとても時間がかかる。これでかなりの時間が短縮できるあろう。

今後、お薬手帳、電子お薬手帳はなくなるのだろうか。

あと、薬剤師も病歴がわからないから説明できなかったなどという言い訳もつかえなくなるだろう。

2020年に向けてしっかり知識をつけておく必要がある。

 

【NEWS】乾癬治療配合剤「マーデュオックス軟膏」発売 中外製薬、マルホ

【新製品】乾癬治療配合剤「マーデュオックス軟膏」発売 中外製薬、マルホ

ドボベットと同じく活性型ビタミンD3とステロイドの配合製剤である。

ドボベットはカルシポトリオール水和物とベタメタゾンジプロピオン酸エステル(商品名リンデロン  strong)を含有する配合剤。

マーデュオックス軟膏はマキサカルシトール(商品名オキサロール他)とベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル(商品名アンテベート very strong)

実臨床ではドボベットは乾癬に対して非常によく効いている印象であるが、より強いアンテベート が入っているマーデュオックス軟膏の方が効果が高くなる?かは不明。二つを比較した試験はない。

ドボベットとマーデュオックス共に値段の高いのが、やや使いづらいか。

マーデュオックス軟膏 1本(10g)=2,310円

ドボベット軟膏 1本(10g)=2,635円

【Q】タケプロンOD錠は粉砕可能か?

【A】原則として、腸溶性細粒を含む口腔内崩壊錠のため不可である。

しかし、乳鉢などで軽く粉砕するなど腸溶性細粒をすりつぶさなければ粉砕可能である。

粉砕可能PPIとしてタケキャブ錠が挙げられる。
『タケキャブ錠の粉砕後の安定性』
温度40℃,60%RH,暗所の条件下で観察した結果、三ヶ月後まで外観、含量について特に問題となる変化なし。

【参考資料】錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7板

 

※粉砕の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

【Q】薬歴の保管期間は?

【A】薬歴は最終記載時点から3年間保存が義務であるが、患者にとっては有益な記録であるので3年以上保存することが望ましい。紙媒体の薬歴は保存のスペースの問題があるので電子媒体による保存へと移行しつつある。

【Q】タペンタ錠について

【A】以下に詳細を記載する。

2014年5月 薬価基準収載
・オキシコドン同等の強オピオイド
・モルヒネと比べて腎障害時に使いやすい。
・レスキュー投与にはオキノーム散、オプソ内服液などを使用。イーフェン錠、アブストラル舌下錠もOK
・特徴→μ-オピオイド受容体刺激作用+NAd再取り込み阻害があり、神経障害性疼痛にも効く。
・換算  タペンタ 100mg = オキシコンチン 20mg = フェントス 1mg = 経口モルヒネ 30mg = デュロテップMTパッチ 2.1mg = ワンデュロパッチ 0.84mg

【効能・効果】中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
通常、成人にはタペンタドールとして1日50~400mgを2回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減する

(参考 添付文書 PMDA審査報告書 )