【新薬】ビラノア錠20mg

ビラノア錠20mg

  1. 自動車運転能に及ぼす影響はプラセボと有意な差は認めなかった。
  2. 1日1回投与で空腹時に投与。
  3. 101カ国で承認済み(2016年現在)

対象年齢は成人のみと空腹時投与と記載があることが少し使いづらい印象。

他の薬剤と比較して効果の違いがポイントとなりそう。

同時期に発売されるデザレックスとの比較もされるであろう。

【新薬】デザレックス錠5mg

2016年11月薬価収載

  1. 特徴 ロラタジン(クラリチン)の主要活性代謝物
  2. 1日1回投与で食事に関係なく服薬できる (フェキソフェナジンは空腹時に比べて食後の吸収は15%低下、ロラタジンは食前食後で変わらず)
  3. 米国、欧州など120以上の国で承認済み (2016年現在)
  4. 眠気はでない (精神運動機能及び自動車運転能力の影響はプラセボと同程度)
  5. 12歳以上に使用可能

 

既存のフェキソフェナジン(アレグラ)とロラタジン(クラリチン)との効果の違いが焦点になると思われる。

12歳以上に使用可能なこともポイントである。

【各社添付文書参考】

 

 

 

【Q】アミティーザ® カプセルは簡易懸濁法が可能か?

【A】溶解後に経管チューブを通過したため、簡易懸濁法は可能であると考えられます。しかし、懸濁後に油状の浮遊物が出現するため、注意が必要です。また、実際の臨床現場において「溶けにくい」と声があり、十分に検討する必要があります。以下、詳細を記載する。

55℃温湯 30 mL を加え、15 回ほど振とう後に静置。

10 分後、再度 15 回ほど振とうし、 カプセルの崩壊状態を観察。その後、経鼻経管チューブ通過したと報告がある。そのため簡易懸濁法は可能と考える。

(アミティーザ® カプセルの簡易懸濁法による 経鼻経管チューブを介した投与, 医療薬学, 2014, 40, 285 – 290)

【NEWS】偽薬とわかっていても、プラシーボ効果を得られることが証明される

【NEWS】偽薬とわかっていても、プラシーボ効果を得られることが証明される

http://www.gizmodo.jp/2016/10/placebo-effect-know-fake.html

 

特に精神科・心療内科領域においては、プラセボ効果を期待して、有効成分が入っていない薬を出すことも以前はあった。

現在はインフォームドコンセントの観点から、少なくはなったと思うが。

偽薬とわかっていても、プラシーボ効果が得られるのであれば、インフォームドコンセントはしっかりしつつ、偽薬を使用することができる。

この研究のエビデンスは確かなものなのかどうかの見極めも必要だ。

 

【医療ニュース】遠隔診療「ポケットドクター」1万人を、世界に

遠隔診療「ポケットドクター」1万人を、世界に

http://forbesjapan.com/articles/detail/13867

【コメント】遠隔診療に対して薬剤師がなにができるのかを考えていく必要がある。もちろん遠隔診療➕薬剤師の訪問指導の介入であろう。遠隔診療➕院内処方で、薬は郵送とかになれば薬剤師は不要になっていく恐ろしい事態になっていく。

【医療ニュース】厚労省:個人治療歴を一元管理 医療効率化 20年度から

厚労省:個人治療歴を一元管理 医療効率化 20年度から

http://mainichi.jp/articles/20161020/k00/00m/040/073000c

薬局にとっても医療の効率化に大きく貢献すると思う。

今、病歴や服用薬を把握するのに患者に直接聞くか、もしくはお薬手帳を確認するしか方法はないのでとても時間がかかる。これでかなりの時間が短縮できるあろう。

今後、お薬手帳、電子お薬手帳はなくなるのだろうか。

あと、薬剤師も病歴がわからないから説明できなかったなどという言い訳もつかえなくなるだろう。

2020年に向けてしっかり知識をつけておく必要がある。