【Q】スピリーバ ・スピオルト レスピマットのカートリッジ装着後の使用期限は?

【A】カートリッジ装着後は3ヶ月以上経過すると使用はできない。

3ヶ月以上の安定性試験は行っていないことが理由である。

カートリッジを挿入して3ヶ月以上経過した場合は、薬剤が残っていたとしても使用しないでください。(スピリーバ レスピマット スピリーバ レスピマット の吸入方法 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社)

・7日間以上使用しなかった場合は、下に向けて1回噴霧が必要。
・21日間以上使用しなかった場合は、ミストがみえるまで噴霧し、ミストが見えた後も、3回噴霧繰り返す必要がある。

【Q】バクスミー点鼻粉末剤3mgの1回の処方で何瓶出せるか?

【A】バクスミー点鼻粉末剤は1回の処方で複数瓶出すことは可能である。

ただし、バクスミー点鼻粉末剤3mgを1回の処方で2瓶以上処方する場合は、複数必要と判断した理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要がある。

本製剤を1回2瓶以上処方する場合は、複数必要と判断した理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。(令和2年8月25日付け保医発0825第1号厚生労働省保険局医療課長通知)

【Q】エナジア吸入用カプセルの処方日数の投与制限は?

【A】エナジア吸入用カプセル中用量, 高用量は新医薬品の処方日数制限により2021年8月末日までは1回14日分が限度である。2021年9月1日から長期投与可能である。

1日1回1カプセルのため、14カプセルが1回の最大処方数となる。

販売開始は2020年8月である。

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2021年8月末日までは、投与期間は1回14日分を限度とされています。(エナジア吸入用カプセル中用量, 高用量 添付文書)

【Q】アテキュラ吸入用カプセルの処方日数の投与制限は?

【A】アテキュラ吸入用カプセル低用量, 中用量, 高用量は新医薬品の処方日数制限により2021年8月末日までは1回14日分が限度である。2021年9月1日から長期投与可能である。

販売開始は2020年8月である。

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2021年8月末日までは、投与期間は1回14日分を限度とされています。(アテキュラ吸入用カプセル低用量, 中用量, 高用量 添付文書)

【Q】バフセオ錠の処方日数の投与制限は?

【A】バフセオ錠150mg, 300mgは新医薬品の処方日数制限により2021年8月末日までは1回14日分が限度である。2021年9月1日から長期投与可能である。

販売開始は2020年8月である。

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2021年8月末日までは、1回14日分を限度として投薬すること。(バフセオ錠150mg, 300mg 添付文書)

【Q】ダーブロック錠の処方日数の投与制限は?

【A】ダーブロック錠1mg, 2mg, 4mg, 6mgは新医薬品の処方日数制限により2021年8月末日までは1回14日分が限度である。2021年9月1日から長期投与可能である。

販売開始は2020年8月である。

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3月6日付) に基づき、令和3年8月末日までは、1回14日分を超える投薬は認められて いない。(ダーブロック錠1mg, 2mg, 4mg, 6mg 添付文書)

【Q】オンジェンティス錠の処方日数の投与制限は?

【A】オンジェンティス錠は新医薬品の処方日数制限により2021年8月末日までは1回14日分が限度である。2021年9月1日から長期投与可能である。

薬価収載は2020年8月である。

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2021年8月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされています。(オンジェンティス錠25mg 添付文書)

【Q】バクスミー点鼻粉末剤とは?簡潔に

  • 成分 : グルカゴン
  • 低血糖時の救急処置に使用
  • 家族など第三者が意識レベルの低下した重度低血糖患者などに対して使用できる(重症低血糖 ‥回復に他者の援助を必要とする低血糖)
  • これまではグルカゴン注射のみであり、これに変わる簡便な点鼻薬
  • 点鼻であるため意識レベルが低下した患者にも使用可能
  • 1回使い切り点鼻薬
  • 室温保存可能
  • 副作用 : 10%以上→悪心、嘔吐、頭痛 , 1〜10%未満→流涙増加、眼そう痒症など
  • 試し打ちはできない、注入ボタンを一回押切り
  • 飢餓状態、副腎機能低下症、頻発 する低血糖、一部糖原病、肝硬変、アルコール性低血糖の場合には、血糖上昇効果はみられない
  • 鼻閉の患者においても薬効の低下はみられない。
    (感冒に伴う鼻閉及び/又は鼻汁を有する男性及び女性を対象とした試験‥ 本剤3 mgを経鼻投 与したときの薬物動態及び薬力学に感冒症状及び鼻炎薬併用の影響はみられなかった。)
  • 本製剤を1回2瓶以上処方する場合は、複数必要と判断した理由を診療報酬明細書の摘 要欄に記載すること。(令和2年8月25日付け保医発0825第1号厚生労働省保険局医療課 長通知)

【NEWS】リンゼス錠 包装変更

2020年3月、リンゼス錠0.25mgは小型化錠が承認された。それに伴い、SP包装からPTP包装へ変更となった。

直径 9.6mm→6.6mm
厚さ 4.5mm→3.1mm
重量 340mg→115mg

これまでは錠剤が大きかったため、SP包装になっていたと考えられる。

粉砕・1包化可否について

過酷試験
【湿度 25°C、75%RH (暗所)、シャーレ 】
1 日後に類縁物質及び水分で 規格を逸脱する顕著な増加を 認め、7 日後では溶出性及び定 量において規格内での変化を 認めた。

→以前と同様に、製剤変更後も粉砕や一包化は避けた方が望ましいと考えられる。