【A】エルカルチン錠100mg→水(約55℃) 10分の条件で簡易懸濁は不可である。粉砕後、5分で簡易懸濁可能である。
エルカルチン錠300mg→粉砕後、10分で簡易懸濁可能である。
(参考 : 内服薬 経管投与ハンドブック 第3版)
フィルムコーティング錠であるため簡易懸濁しにくい製剤である。
【A】エルカルチン錠100mg→水(約55℃) 10分の条件で簡易懸濁は不可である。粉砕後、5分で簡易懸濁可能である。
エルカルチン錠300mg→粉砕後、10分で簡易懸濁可能である。
(参考 : 内服薬 経管投与ハンドブック 第3版)
フィルムコーティング錠であるため簡易懸濁しにくい製剤である。
【A】簡易懸濁法可能である。
水(約55℃) 5分で簡易懸濁可能。
(参考 : 内服薬 経管投与ハンドブック 第3版)
ただし、横になると逆流して食道に付着してしまう可能性があるため、通常の服薬時と同じように服薬することが望ましい。
剤型を変更しての投与は適応に関する承認を受けていない。
【A】粉砕可能と考えられる。ただし、以下の理由から40℃以上の高温・高湿度の条件で注意が必要である。
(参考 : ファイザー株式会社 製品情報センター 問い合わせより)
【A】粉砕可能と考えられる。
粉砕後、温度25℃ 湿度75% の条件下で100日後まで外観・含量・溶出性に問題なし。
※高温で類縁物質の増加が認められた
※ネシーナ (アログリプチン安息香酸塩)に苦味があるため、苦味が増加する可能性がある
※粉砕での使用は適用外の使用となるため、メーカーは推奨していない
(参考 : 武田薬品工業株式会社 薬相談室への問い合わせより)
【A】原則として、以下の併用療法を「8 週間以上」継続して有効性と安全性の観点から継続が妥当と主治医が判断した場合に、本剤への切り替えを検討する。
上記以外は保険審査を通過できない可能性がある。
(参考 : 日本循環器学会 ミカトリオの適正な使用について)
http://www.j-circ.or.jp/topics/mik_haigojyou_tekisei.pdf
添付文書より抜粋
【効能・効果】高血圧症
<効能・効果に関連する使用上の注意>
過度な血圧低下のおそれ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。【用法・用量】
成人には 1 日 1 回 1 錠(テルミサルタン/アムロジピン/ヒドロクロロチアジドとして 80mg/5mg/12.5mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。<用法・用量に関連する使用上の注意>
原則として、テルミサルタン 80mg、アムロジピン 5mg 及びヒドロクロロチアジド 12.5mg を一定の期間、同一用法・用量で継続して使用し、安定した血圧コントロールが得られている場合に、本剤の切り替えを検討すること。https://amn.astellas.jp/jp/di/list/mct/pi_mct.pdf
(ミカトリオ配合錠 添付文書 第2版)
【A】原則として粉砕不可である。以下の内容に基づいた各施設での判断となる。
(ベルソムラ錠 インタビューフォーム 第6版)
【コメント】調剤併設のドラッグストアが急速にふえている。今はまだ、薬剤師不足であるためドラッグストアには若手の薬剤師が多い印象がある。しかし今後薬剤師をドラッグストアが多くかかえ、現在の患者に来てもらえる仕組み(待ち時間に買い物できる、ポイントがつく、店内が広い)が整う10年後は調剤薬局はどうなっているのだろうか。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO18646290Y7A700C1EA6000/
【コメント】病院薬剤師は薬剤師が介入することによるメリットのエビデンスをしっかり出し、世間にアピールしている。薬局薬剤師はここ最近までこのような研究が少なかったが徐々に増えてきてはいる。現段階で研究調査中のものもたくさんあるだろう。しっかりと薬局薬剤師介入のメリットのエビデンスを出し、調剤報酬につなげたいところである。
【A】バルトレックス錠は苦味があるが、粉砕可能である。
(参考 : 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)
以下、後発品バラシクロビル錠500mg「トーワ」の粉砕後の安定性のデータ
保存条件 |
試験項目 | 粉砕直後 | 1 ヵ月後 | 3 ヵ月後 |
室内散光 |
外観 |
白色の粉末 | 白色の粉末 | 外層:微黄白色の粉末内層:白色の粉末 |
含量(%) |
97.0 |
95.8 |
95.6 |
|
(残存率(%)) |
(100) |
(98.8) |
(98.6) |
|
防湿 |
外観 |
白色の粉末 |
白色の粉末 |
外層:微黄白色の粉末内層:白色の粉末 |
含量(%) | 97.0 | 96.8 |
97.1 |
|
(残存率(%)) | (100) | (99.8) |
(100.1) |
(参考 : 東和薬品株式会社 バラシクロビル錠 500mg「トーワ」の粉砕後の安定性試験)
http://med.towayakuhin.co.jp/medical/product/fileloader.php?id=42614&t=6
【A】アメリカ、カナダではフルニトラゼパム錠 (ロヒプノール錠・サイレース錠) の持ち込みが禁止されている。
それ以外の向精神病薬であれば自己の疾病の治療の目的であれば1ヶ月分以内の量を携行して出国または入国することが認められている。さらに、自己の疾病治療のため特に必要であることを証する医師の書面もしくは処方せんの写しがあれば、1ヶ月分を超える量を携行して出入国できる。(麻薬及び向精神薬取締法「第50条の11第2号」)
ただし、随時、現地で禁止された薬ではないか在日大使館などで確認することを推奨する。
(参考 : 緊急アラート 日本旅行医学会)