【A】ノービア錠はHIV感染症の治療薬である。
粉砕して服薬した場合はバイオアベイラベリティが低下する可能性があるため、粉砕不可と考えられる。
代替品としてノービア内用液8%が挙げられる。
(参考 : 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)
【A】ノービア錠はHIV感染症の治療薬である。
粉砕して服薬した場合はバイオアベイラベリティが低下する可能性があるため、粉砕不可と考えられる。
代替品としてノービア内用液8%が挙げられる。
(参考 : 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)
【内容】2018年9月にメトアナ配合錠LD / HD 製造販売の承認を取得した。
いわゆるスイニー錠 (アナグリプチン) とメトホルミン錠 の配合錠である。
メトアナ配合錠LD‥アナグリプチン100mg +メトホルミン250mg
メトアナ配合錠HD‥アナグリプチン100mg +メトホルミン500mg
類似薬としてイニシンク配合錠 (アログリプチン25mg+メトホルミン250mg)とエクメット配合錠LD (ビルダグリプチン50mg +メトホルミン250mg)/ エクメット配合錠HD(ビルダグリプチン50mg +メトホルミン500mg) が販売されている。
イニシンク配合錠は用法が分1であり、メトホルミンの用法と異なるため、14日間の投与日数制限があったのに対して、エクメット配合錠LDは分2であり、投与日数制限は除外となった。メトアナ配合錠はエクメット配合錠と同様に投与日数制限の除外となり、発売後から長期処方可能になると思われる。
【追記】2018年11月21日より発売開始
【内容】アミティーザカプセル24μgに新規格であるアミティーザカプセル12μgが追加されることとなった。発売日は未定。
アミティーザカプセルは半割することができないため、減量などの用量調節が不可であった。アミティーザカプセル使用後に下痢症状となるケースも見られるため (私見) 、今回の新規格発売により用量調節できることは非常に有用であると考えられる。
以下のように、リンゼス錠やグーフィス錠は便通の症状により減量可能な規格設定であった。
リンゼス錠0.25mg
通常、成人にはリナクロチドとして0.5mgを1日1回、食前に経口投与する。なお、症状により0.25mgに減量する。
グーフィス錠5mg
通常、成人にはエロビキシバットとして10mgを1日1回食前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、最高用量は1日15mgとする。
【内容】2018年9月にトラディアンス配合錠AP / BPの製造販売が承認された。
いわゆる、SGLT2阻害薬のジャディアンスとDPP-4阻害薬のトラゼンタの配合剤である。
APはエンパグリフロジン10mg/リナグリプチン5mg、BPはそれぞれ25mg/5mgが含有している。
2018年9月時点で発売されているSGLT-2阻害薬+DPP-4阻害薬はスージャヌ錠 (スーグラ錠50mg +ジャヌビア錠50mg) とカナリア錠 (カナグル100mg +テネリア20mg) である。AP錠とBP錠の2規格が発売されるのは初である。
ジャヌビア錠は腎機能において用量調節が必要であるため、スージャヌ錠は腎機能低下患者には使用することができない。
トラゼンタ (リナグリプチン) は腎機能に応じた用量調節は不要であるため、配合剤としては相性がよい成分と考えられる。
【追記】2018年11月20日に発売開始
【内容】2018年9月にクレナフィン爪外用液の添付文書が改訂され、開封後の安定性が4週間から12週間に延長となった。
これは安定試験の結果、品質に影響しないことが確認されたためである。
取扱い上の注意
(変更前)開封後4週間経過した場合は、残液を使用しないこと。
(変更後)
開封後12週間経過した場合は、残液を使用しないこと。
【A】ル・エストロジェルはエストラジオールが含有された外用ゲル剤である。1日1回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦して使用する。更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状に適応がある。閉経や手術による卵巣摘出後のエストロゲン欠乏を補う目的で使用されることもある。主な注意点は以下の通りである。
・投与後1時間以内の投与部位の洗浄は十分な血中濃度が得られない可能性がある。
・塗布後は手を洗う。
・ル・エストロジェル (経皮吸収剤) は経口剤と比較して、血栓症のリスクが低い。(Canonico M, Plu-Bureau G, Lowe GDO, Scarabin PY. Hormone replacement therapy and risk of venous thromboembolism in postmenopausal women : systematic review and meta-analysis. BMJ 2008 ; 336 : 1227―1231 28.)
【効能・効果】 更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)
【用法・用量】 通常、成人に対しル・エストロジェル2プッシュ (1.8 g、エ ストラジオールとして1.08mg含有) を1日1回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦する。なお、症状に応じて、適 宜減量する。減量する場合は、ル・エストロジェル1プッシュ (0.9g、エストラジオールとして0.54mg含有) を1日1 回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦する。
(ル・エストロジェル 添付文書)
【A】経口の爪白癬治療剤である。特徴は12週間投与で治療が完結することである。
用法は1日1回1カプセルを12週間投与である。
これまでテルビナフィン (先発品 : ラミシール)やイトコナゾール (先発品 : イトリゾール)が発売されていたが、それに加えて2018年にホスラブコナゾール (先発品 : ネイリン)が発売された。
主な特徴を以下に示す。
【A】以下の通りである。
テルミサルタン 80mg
アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(アムロジピンとして5mg)
ヒドロクロロチアジド 12.5mg
【内容】サンメール内用液が販売中止となる。販売会社はサンド株式会社。
在庫がなくなる予定時期は2018年12月である。経過措置期間は2019年3月末までである。
代替品は先発品のアルロイドG内用液5% (カイゲンファーマ株式会社) のみとなる。
効能又は効果
下記疾患における止血及び自覚症状の改善
・胃・十二指腸潰瘍、びらん性胃炎
・逆流性食道炎における自覚症状の改善
・胃生検の出血時の止血用法及び用量
胃・十二指腸潰瘍及びびらん性胃炎における止血及び自覚症状の改善並びに逆流性食道炎における自覚症状の改善には、アルギン酸ナトリウムとして、通常1回1~3g(本剤20~60mL)を1日3~4回、空腹時に経口投与する。経口投与が不可能な場合には、ゾンデで経鼻的に投与する。
胃生検の出血時の止血には、アルギン酸ナトリウムとして、通常1回0.5~1.5g(本剤10~30mL)を経内視鏡的に投与するか、1回1.5g(本剤30mL)を経口投与する。なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する。(サンメール内用液 添付文書より)
【A】粉砕可能と考えられる。ただし苦味があるため注意が必要である。
苦味があるためコーティングされている。
(参考 : 錠剤・カプセル・粉砕ハンドブック 第7版)