2024年6月に薬価収載の後発品 (新規成分)

【内容】2024年6月に追補収載予定の後発品 (ジェネリック)の一覧を以下に記載する。

2024年6月 後発品 発売予定一覧 (内服剤・外用剤・注射剤) 2024年2月22日 

内服剤

ジェミーナ配合錠(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)‥月経困難症や生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整。AG有り。

外用剤

エフィナコナゾール (クレナフィン爪外用液)‥爪白癬治療薬。AG有り。

リパスジル塩酸塩水和物(グラナテック点眼液)緑内障や高眼圧症治療薬。AG有り。

注射剤

スガマデクスナトリウム(ブリディオン静注)‥筋弛緩回復剤。AG有り。

その他

トレリーフOD錠の後発品 (AGは2024年2月に発売済み)

2024年 調剤報酬改定 地域体制加算1と2 (10項目)

地域支援体制加算1
1から10までの10の要件のうち、4を含む3項目以上を満たすこと。

地域支援体制加算2
1から10までの10の要件のうち、8項目以上を満たすこと。

1. 薬剤調製料の時間外等加算及び夜間・休日等加算の算定回数の合計が40回以上であること。
2. 薬剤調製料の麻薬を調剤した場合に加算される点数の算定回数が1回以上であること。
3. 調剤管理料の重複投薬・相互作用等防止加算及び在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料の算定回数の合計が20回以上であること。
4. かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の算定回数の合計が20回以上であること。
5. 外来服薬支援料1の算定回数が1回以上であること。
6. 服用薬剤調整支援料1及び2の算定回数の合計が1回以上であること。
7. 在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料、居宅療養管理指導費及び介護予防居宅療養管理指導費について単一建物診療患者が1人の場合の算定回数の合計が計24回以上であること(在宅協力薬局として連携した場合(同一グループ薬局に対して業務を実施した場合を除く)や同等の業務を行った場合を含む)。なお、「同等の業務」とは、在宅患者訪問薬剤管理指導料で規定される患者1人当たりの同一月内の算定回数の上限を超えて訪問薬剤管理指導業務を行った場合を含む。
8. 服薬情報等提供料の算定回数が30回以上であること。なお、当該回数には、服薬情報等提供料が併算定不可となっているもので、相当する業務を行った場合を含む。
9. 服薬管理指導料、かかりつけ薬剤師指導料、在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料及び在宅患者緊急時等共同指導料の小児特定加算の算定回数の合計が1回以上であること。
10. 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得した保険薬剤師が地域の多職種と連携する会議に1回以上出席していること。

タミフルを脱カプセルした際の自家製剤加算は可能か?

レセプトの摘要欄に「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップ製剤の不足のため」等のやむを得ない事情を記載すれば、自家製剤加算は可能である。

調剤報酬点数表関係(別添2)問1インフルエンザが流行している状況下で、オセルタミビルリン酸塩のドライシロップ製剤の供給が限定されているため、保険薬局において同製剤が不足し、処方への対応が困難な際に、薬剤師が、処方医と相談の上、カプセル剤を脱カプセルし、賦形剤を加えるなどして調剤した場合、自家製剤加算を算定できるのか。

(答)「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップの在庫逼迫に伴う協力依頼」(令和5年11月8日付け厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課事務連絡)の記の3において、「医療機関及び薬局におかれては、オセルタミビルリン酸塩ドライシロップが不足している状況にあっても、当該品目を処方又は調剤する必要がある場合には、オセルタミビルリン酸塩カプセルを脱カプセルし、賦形剤を加えるなどの調剤上の工夫を行った上での調剤を検討いただきたいこと。」とされているなか、やむをえず当該対応を実施した場合には、自家製剤加算を算定して差し支えない。なお、このような場合には、レセプトの摘要欄に「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップ製剤の不足のため」等のやむを得ない事情を記載すること。また、この場合の薬剤料については、オセルタミビルリン酸塩カプセルの実際の投与量に相当する分(例えば、5日間でオセルタミビルとして合計262.5mg投与する場合は、オセルタミビルリン酸塩カプセル75mgの3.5カプセル分)を請求するものとする。

厚生労働省保険局医療課 事務連絡 令和5年 11 月8日 疑義解釈資料の送付について(その60)

2023年12月に薬価収載の後発品 (新規成分)

【内容】2023年12月に追補収載予定の後発品 (ジェネリック)の一覧を以下に記載する。

2023年12月 後発品 発売予定一覧 (内服剤・注射剤・外用剤) 2023年8月15日 更新

経口剤

・トレリーフOD錠(ゾニサミド) 25mg,50mg 「SMPP」は2024年2月20日発売AG 

・ベプリコール錠 (ベプリジル)50mg,100mg    「TE」は2024年2月5日発売

・レブラミドカプセル2.5mg,5mg (レナリドミド) 「BMSH」‥AG

・タミフルカプセル75 mg‥オセルタミビル錠75mg「トーワ」‥錠剤が新規発売

ザイティガ錠 (アビラテロン)‥前立腺がん治療薬 250mg錠 適用は同じ    2023年12月の収載は見送り。

エフィエント錠 (プレスグレル) 抗血小板薬 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患」のみ 2023年12月の収載は見送り。

ジャヌビア錠・グラクティブ錠 (シタグリプチン) ‥DPP-4阻害薬で初  2023年12月の収載は見送り。

アミティーザカプセル(ルビプロストン) AGあり 2023年12月の収載は見送り。

外用剤

・ジクアス点眼液 (ジクアホソル) 「ニットー」 2024年4月15日(月)発売予定

注射剤

・オノアクト点滴静注用 (ランジオロール塩酸塩)

すでに発売された後発品のAGが後追いで発売

・酢酸亜鉛錠25mg,50mg 「ノーベル」

・ダサチニブ錠20mg,50mg「BMSH」

地域体制加算を算定指定している薬局のお盆休みは?

地域支援体制加算の算定要件に関して、平成28年度の診療報酬改定に伴う疑義解釈資料の内容は下記のとおりとなります。

Q . 地域支援体制加算の算定要件に「当該保険薬局の開局時間は、平日は1日8時間以上、土曜日又は日曜日には一定時間以上開局し、かつ、週45時間以上開局していること」とあるが、祝日を含む週(日曜始まり)については、「週45 時間以上開局」の規定はどのように扱うのか。

A. 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律178号)第3 条に規定する休日並びに1月2日、3日、12月29日、12月30 日及び31 日が含まれる週以外の開局時間で要件を満たす か否か判断すること。

お盆の週には祝日が含まれているため、薬局が平日の休業が許容されると誤解されているケースもあるようですが、この疑義解釈の内容は、祝日のある週は45時間以上の営業が不要というものであり、祝日や年末年始(12月29日~1月3日まで)を除いた日の営業を免除すると明確に記載しているわけではありません。

ベナパスタ軟膏4%販売中止 経過措置期間は?

ベナパスタ軟膏4%が販売中止になることが決定しました。

在庫消尽時期 は2023年12月上旬で、経過措置期間は2024年3月31日の予定です。

代替薬はレスタミンコーワクリームです。

レキサルティ錠の経過措置期間は?

  • レキサルティ錠が販売中止となり、レキサルティ錠OD錠のみになる
  • 出荷停止時期は2024年6月
  • 経過措置期間満了日は2025年3月末
  • https://www.otsuka-elibrary.jp/pdf_viewer/index.html?f=/news/1076/WF1501.pdf