ネリプロクト軟膏、ネリプロクト坐剤の全ての規格が販売中止となる。
薬価削除の経過措置は2023年3月末までの予定である。(2022年6月11日時点)
代替品としてはボラザG軟膏、ボラザG坐剤、強力ポステリザン軟膏、プロクトセディル坐剤、プロクトセディル軟膏、ヘモレックス軟膏などがある。
ネリプロクト軟膏、ネリプロクト坐剤の全ての規格が販売中止となる。
薬価削除の経過措置は2023年3月末までの予定である。(2022年6月11日時点)
代替品としてはボラザG軟膏、ボラザG坐剤、強力ポステリザン軟膏、プロクトセディル坐剤、プロクトセディル軟膏、ヘモレックス軟膏などがある。
・発売日 : 2022年5月23日
・薬価 50mg 324.7円/錠 100mg 570.9円/錠 (薬価収載時)
・世界初のジタン系薬剤である5-HT1F受容体作動薬
・トリプタン系薬剤と異なり、5-HT1B受容体への作用が少なく、血管収縮などの副作用が少ない
・5-HT1F‥疼痛シグナルや三叉神経の過活動を調整
・5-HT1Fに作用することで疼痛シグナル抑制や三叉神経の神経伝達物質(CGRPやグルタミン酸)を抑制
・1回100mgを片頭痛発作時に服用。1日最大量→ 24時間あたりの総投与量200mgを超えないこと
・50mgに減量や1回200mgに増量も可能。発作時のみ使用で、予防的服薬は不可
・発作開始1時間以降に服用した場合も、服用2時間後に頭痛改善 (単回投与Tmax 2.26-2.5時間 半減期3.5-4.35時間)
・効果を早めたい場合は1回200mgを服薬する (200mg→服用30分後に効果発現 100mg→服用1時間後に効果発現)
・服用後24時間は頭痛消失が持続
・主な副作用 浮動性めまい(18.8%)、服薬後は運転などに危険を伴い機械操作に従事させないこと。めまいは投与開始1時間以内にあらわれ、数時間以内に消失する、
A. モビコールHD 13.7046g、モビコールLD 6.8523gであり、四捨五入をするとそれぞれ13.7g、6.9gとなるためである。
・モビコールHDは2022年5月20日に発売
・HD製剤は既存のLD製剤と比べて2倍量が1包に含有
・メリット‥LD2包と比較して、HD1包の薬価が若干安いことと開封などの煩わしさが少なくなる
・デメリット‥服薬包数が微調整できなくなる。切り替え時には包数の誤服薬に注意が必要。
【内容】2022年6月に追補収載予定の後発品 (ジェネリック)の一覧を以下に記載する。
2022年6月 後発品 発売予定一覧 (内服薬・外用のみ) 2022年6月3日 更新
【内服薬】
その他の情報
・リバーロキサバンはバイアルの子会社が販売するとしているが詳細不明。→2022年6月発売なし
・AGが初収載
1. クラリスロマイシン錠200mg, 50mg小児用, ドライシロップ10%小児用「大正」【クラリス・クラリシッド】
2. 炭酸リチウム錠100mg,200mg 「大正」【リーマス】
(調剤基本料) 連携強化加算 2点
地域支援体制加算を算定している場合であって、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤を行った場合に所定点数に加算する。
・他の保険薬局等との連携により非常時における対応につき必要な体制が整備されていること。
具体的な内容
ア 災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応等を行う体制を確保すること。
イ 都道府県等の行政機関、地域の医療機関若しくは薬局又は関係団体等と適切に連携するため、災害や新興感染症の発生時等における対応に係る地域の協議会又は研修等に積極的に参加するよう努めること。
ウ 災害や新興感染症の発生時等において対応可能な体制を確保していることについて、ホームページ等で広く周知していること。
・ 災害や新興感染症の発生時等に、都道府県等から医薬品の供給等について協力の要請があった場合には、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行うこと。
疑義解釈
事務連絡 令和4年3月31日 厚生労働省保険局医療課
令和4年3月 31 日 調剤報酬点数表における「連携強化加算」の施設基準等の取扱いについて(1)「災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応等を行う体制を確保すること」について
1. 災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の提供施設として薬局機能を維持し、避難所・救護所等における医薬品の供給又は調剤所の設置に係る人員派遣等の協力等を行うこと。また、災害の発生時における薬局の体制や対応について手順書等を作成し、薬局内の職員に対して共有していること。2. 災害や新興感染症の発生時等において、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応等を行うことについて、薬局内で研修を実施する等、必要な体制の整備が行われていること。
(2)「都道府県等の行政機関、地域の医療機関若しくは薬局又は関係団体等と適切に連携するため、災害や新興感染症の発生時等における対応に係る地域の協議会又は研修等に積極的に参加するよう努めること」について(第92の2の(1)イ)
災害や新興感染症の発生時等における対応に係る地域の協議会、研修又は訓練等に参加するよう計画を作成すること。また、協議会、研修又は訓練等には、 年1回程度参加することが望ましい。なお、参加した場合には、必要に応じて 地域の他の保険薬局等にその結果等を共有すること。
(3)「災害や新興感染症の発生時等において対応可能な体制を確保していることに ついて、ホームページ等で広く周知していること」について(第92の2の(1)ウ)
災害や新興感染症の発生時等において対応可能な体制を確保していること について、薬局内での掲示又は当該薬局のホームページ等において公表していること。また、自治体や関係団体等(都道府県薬剤師会又は地区薬剤師会等) のホームページ等においても、災害や新興感染症の発生時等に係る対応等が可 能である旨、広く周知されていることが望ましい。
(4)「災害や新興感染症の発生時等に、都道府県等から医薬品の供給等について協 力の要請があった場合には、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行うこと」 について(第92の2の(2))
PCR等検査無料化事業に係る検査実施事業者として登録され、当該事業を 実施していること。また、当該検査実施事業者として登録されていることにつ いて、自治体等のホームページ等において広く周知されていること。
届出について
(1) 施設基準通知の別添2の様式87の3の4に必要事項を記載した上で地方厚生(支)局へ届出を行うこと。
(2) 1.(4)について、当該検査実施事業者として登録されていることについて、自治体等のホームページ等で公表されていることが確認できるウェブページのコピー等を添付すること。本取扱いについては、令和4年4月から当面の間の取扱いを示すものであり、今 後、見直す可能性があることに留意すること。
退院時共同指導料 (退院時カンファレンス)はこれまで、対面での実施が求められていましたが、今回の改定ではオンラインでの参加も認められるようになった。
【退院時共同指導料】 [算定要件]
保険医療機関に入院中の患者について、当該患者の退院後の訪問薬剤管理指導を担う保険薬局として当該患者が指定する保険薬局の保険薬剤師が、当該患者の同意を得て、退院後の在宅での療養上必要な薬剤に関する説明及び指導を、入院中の保険医療機関の保険医又は保健師、助産師、看護師、准看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士若しくは社会福祉士と共同して行った上で、文書により情報提供した場合に、当該入院中1回に限り算定する。ただし、別に厚生労働大臣が定める疾病等の患者については、当該入院中2回に限り算定できる。[留意事項]
退院時共同指導料の共同指導は、保険薬局の薬剤師が、ビデオ通話が可能な機器を用いて共同指導した場合でも算定可能である
2022年度 調剤報酬改定
・地域支援体制加算1 (39点)‥調剤基本料1を算定+地域医療貢献
・地域支援体制加算2 (47点)‥調剤基本料1を算定+地域医療貢献が相当にある。
・地域支援体制加算3 (17点)‥調剤基本料1以外を算定+地域医療貢献
・地域支援体制加算3 (39点)‥調剤基本料1以外を算定+地域医療貢献が相当にある。
地域支援体制加算2の算定条件以下の通り、地域支援体制加算2がもっとも高い点数となっていますが、算定するためには地域支援体制加算1をクリアした上で、以下のうち3つ以上を満たす必要があります。
1. 夜間・休日等の対応実績 400回以上
2. 麻薬の調剤実績 10回以上
3. 重複投薬・相互作用等防止加算等の実績 40回以上
4. かかりつけ薬剤師指導料等の実績 40回以上
5. 外来服薬支援料の実績 12回以上
6. 服用薬剤調整支援料の実績1回以上
7. 単一建物診療患者が一人の在宅薬剤管理の実績 24回以上
8. 服薬情報等提供料の実績 60回以上
9. 多職種会議への参加 5回以上
9は保険薬局当たりの直近1年間の実績、それ以外は保険薬局における直近1年間の処方箋受付回数1万回当たりの実績です。直近1年間の処方箋受付回数が1万回未満は、処方箋受付回数1万回とみなされます。
新型コロナウイルスの治療薬であるラゲブリオカプセルが2021年12月24日に厚生労働省から特例承認されました。
ラゲブリオカプセル200mg (成分名 : モルヌピラビル)の適用は新型コロナウイルスのみで、18歳以上を対象に、8Cp分2 (1600mg)を5日間服薬する薬剤です。0号カプセルであり、長径2.17cmと大きく、かつ1回4Cpと服薬数が多いことが特徴です。妊婦に対して禁忌であることも注意が必要です。
ラゲブリオカプセル
「重症化リスク因子を有する等、本剤の投与が必要と考えられる患者」
日本感染症学会の「COVID-19に対する薬物治療の考え方 第11報」2021年12月24日・61歳以上
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満 (BMI30kg/m2 以上)
・重篤な心疾患 (心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患 (多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
・コントロール不良の HIV感染症及びAIDS#
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後
# ここでのAIDSは免疫抑制された病態 (CD4リンパ球数が200/mm3以下、HIV RNA が100,000copies/mm3以上等)を指す。
MOVe-OUT(002)試験の組み入れ基準における重症化リスク因子
・61歳以上
・活動性のがん (免疫抑制又は高い死亡率を伴わないがんは除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満 (BMI 30 kg/m2 以上)
・重篤な心疾患 (心不全、冠動疾患又は心筋症)
・糖尿病
「診療の手引き」 (第6.1版) における重症化リスク因子
※妊婦への投与は禁忌のため除く
・65歳以上の高齢
・悪性腫瘍
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・慢性腎臓病
・2型糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・肥満 (BMI 30 以上 )
・喫煙
・固形臓器移植後の免疫不全
英国でのPANORAMIC試験の組み入れ基準における重症化リスク因子
・慢性呼吸器疾患(慢性閉塞性疾患 (COPD) 、嚢胞性線維症、喘息を含み、少なくとも毎日予防薬や緩和薬を使用する必要がある。)
・慢性的な心臓または血管の病気
・慢性腎臓病
・慢性的な肝疾患
・慢性神経疾患 (認知症、脳卒中、てんかんを含む)
・重度の学習障害
・ダウン症
・糖尿病 (I型またはII型)
・免疫抑制 : 一次性 (例 遺伝子変異による遺伝性免疫疾患、 常は出生時に発症し小児期に診断される) または疾患や治療による二次性 (例 鎌状赤血球、 HIV、癌、化学療法)
・固形臓器、骨髄、幹細胞の移植後
・病的な肥満 (BMI>35)
・重度の精神疾患
・ケアホーム居住者
・臨床医または看護師が 臨床的に脆弱と判断した場合
・医療機関において患者同意書が必要
— MURASAKA.T (@Toshiki_MURA) January 2, 2022
・妊婦に禁忌
・副作用 胃腸障害、めまい
以上、追記。
背景もTwitter用にUpDateしました。
#ラゲブリオ #コロナ pic.twitter.com/64g4ySuw2r
修正。申し訳ありません。 pic.twitter.com/yX6xTIRNsu
— MURASAKA.T (@Toshiki_MURA) December 26, 2021
【内容】2021年12月に追補収載予定の後発品 (ジェネリック)の一覧を以下に記載する。 2021年12月 後発品 発売予定一覧 (内服薬・外用のみ) 2021年11月16日 更新 AG : オーソライズド・ジェネリック
【内服薬】
【外用薬】
【AG新発売】