【Q】ビプレッソ徐放錠の投与制限解除日は?長期投与可能日は?

【A】2018年9月から新薬投与制限 (14日間) が解除される。

(ビプレッソ徐放錠50mg, 150mgの薬価収載日は2017年8月)

本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3 月6 日付)に基づき、平成30年8 月末日までは、1 回14日分を超える投薬は認められていない。
ビプレッソ徐放錠 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/800126_1179042G1025_1_06.pdf

【NEWS】メプチンエアー、キッドエアーの携帯袋の変更について

【内容】メプチンエアー、メプチンキッドエアーの携帯袋に、以下の注意喚起が追加となりました。
理由は喘息発作時に1日の吸入回数を大きく超える事例が報告されているためです。

【メプチンエアー10μg吸入100回】

成人1回2吸入、小児1回1吸入の用法・用量を守り、1日4回(原則として成人8吸入、小児4吸入)まで

【メプチンキッドエアー5μg吸入100回】

成人1回4吸入、小児1回2吸入の用法・用量を守り、1日4回(原則として成人16吸入、小児8吸入)まで

出荷予定時期
メプチンエアー 2018年9月中旬

メプチンキッドエアー 2018年10月下旬

https://www.otsuka-elibrary.jp/di/prod/product/news/RE1001.pdf

【Q】ラモトリギン錠の先発品と後発品の適応の違いは?

【A】ラミクタール錠の後発品が2018年6月15日に薬価収載されました。

後発品の適応はてんかん患者の発作に対する単剤療法として「定型欠神発作」が認められていません。(2018年7月時点)

そのため、以下の用法用量の記載が後発品にはありません。

小児(ラミクタール錠小児用2mg、ラミクタール錠小児用5mg、ラミクタール錠25mg、ラミクタール錠100mg

1) 単剤療法の場合(定型欠神発作に用いる場合)

通常、ラモトリギンとして最初の2週間は1日0.3mg/kgを1日1回又は2回に分割して経口投与し、次の2週間は1日0.6mg/kgを1日1回又は2回に分割して経口投与する。その後は、1~2週間毎に1日量として最大0.6mg/kgずつ漸増する。維持用量は1日1~10mg/kgとし、1日1回又は2回に分割して経口投与する。症状に応じて適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日量として最大0.6mg/kgずつ、1日用量は最大200mgまでとし、いずれも1日1回又は2回に分割して経口投与する。

ラミクタール錠 添付文書 第12版 

http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/340278_1139009F1021_1_17.pdf

【法規】健康サポート薬局に関するQ&Aについて(その3)

健康サポート薬局の疑義解釈が平成29年12月25日に「健康サポート薬局に関するQ&Aについて(その3)」としてが厚生省から出されました。以下、抜粋する。

 

【地域における連携体制の構築について】
(問1) 施行通知の第3  2(2)⑤ア「健康の保持増進その他の各種事業等へ積極的に参加すること」について、「健康サポート薬局に関するQ&Aについて(その2)」(平成 29 年4月 21 日付け事務連絡)の問5の回答において、「講演の実施」を求めているが、どのような内容の講演を実施することを意図しているのか。

(答)講演の内容は、施行通知の第32(2)⑤ア(イ)及び(ウ)に例示しているとおり、医薬品の適正使用等に関するものを想定しており、薬局の宣伝を主とする内容であってはならない。

 

 

【健康サポート薬局の表示について】
(問2) 施行通知の第32(5)について、薬局の外側及び内側における表示を求めているが、不適切な表示として考えられるものはどのような掲示か。

(答)健康サポート薬局は、基準告示に適合した薬局が健康サポート薬局である旨を表示する際にその薬局の所在地の都道府県等に届出を行うものであるため、厚生労働大臣や都道府県知事から個別に認められた薬局であると誤認させるような表示(「厚生労働大臣認可」「、都道府県知事認定」等)は不適切である。

 

 

【常駐する薬剤師の資質について】

(問3) 施行通知の第3 2(3)①について、「研修修了薬剤師が常駐していること」とあるが、夜間を含め長時間開局している場合であっても常時研修修了薬剤師が薬局内で勤務していることを求めているのか。

 

(答) 健康サポート薬局は、健康サポート機能を有する薬局として地域住民に対応する必要があるため、開店時間内は常時研修修了薬剤師が薬局内で勤務していること。
ただし、第3 2(7)の開店時間の考え方を踏まえると、地域住民のニーズに応えるために夜間を含め長時間開局している薬局については、開店時間を通して研修修了薬剤師を確保することが困難な状況も想定されることから、研修修了薬剤師が確保できるまでの間に限り、以下の対応をとる場合には、研修修了薬剤師が、開店時間のうちの一定時間(平 日の営業日は午前8時から午後7時までの時間帯で連続した8時間、か つ、土曜日又は日曜日のいずれかの曜日に4時間)当該薬局内で勤務していることで差し支えない。そのような場合であっても、かかりつけ機能にかかる基本的業務を実施できる体制であることは言うまでもない。
①研修修了薬剤師の確保が困難な時間帯は、地域住民からの相談等に対応できるように研修修了薬剤師と速やかに連絡を取れる体制等を構築すること。
② 研修修了薬剤師が薬局内に勤務している時間帯について、薬局の利用者にわかるように、当該薬局内外の見やすい場所に掲示すること。
③当該薬局の薬剤師に就業経験等に応じて健康サポートに係る研修を受講させるなど、健康サポート機能を有する薬局としての地域住民への対応及び開店時間中の研修修了薬剤師の確保に努めるこ と。
(平成29年12月25日 健康サポート薬局に関するQ&Aについて(その3)より引用)

【法規】健康サポート薬局における研修終了薬剤師の常駐時間は?

以下の4つを満たせば、健康サポート薬局の要件はクリアされると考えられる。

  1. 地域住民からの相談等に対応できるように研修修了薬剤師と速やかに連絡を取れる体制等を構築
  2. 研修修了薬剤師が薬局内に勤務している時間帯の掲示
  3. 研修修了薬剤師の確保に努める
  4. 研修修了薬剤師が、開店時間のうちの一定時間(平 日の営業日は午前8時から午後7時までの時間帯で連続した8時間、か つ、土曜日又は日曜日のいずれかの曜日に4時間)当該薬局内で勤務している

 

【常駐する薬剤師の資質について】
(問3) 施行通知の第3 2(3)①について、「研修修了薬剤師が常駐していること」とあるが、夜間を含め長時間開局している場合であっても常時研修修了薬剤師が薬局内で勤務していることを求めているのか。

(答) 健康サポート薬局は、健康サポート機能を有する薬局として地域住民に対応する必要があるため、開店時間内は常時研修修了薬剤師が薬局内で勤務していること。
ただし、第3 2(7)の開店時間の考え方を踏まえると、地域住民のニーズに応えるために夜間を含め長時間開局している薬局については、開店時間を通して研修修了薬剤師を確保することが困難な状況も想定されることから、研修修了薬剤師が確保できるまでの間に限り、以下の対 応をとる場合には、研修修了薬剤師が、開店時間のうちの一定時間(平 日の営業日は午前8時から午後7時までの時間帯で連続した8時間、か つ、土曜日又は日曜日のいずれかの曜日に4時間)当該薬局内で勤務していることで差し支えない。そのような場合であっても、かかりつけ機能にかかる基本的業務を実施できる体制であることは言うまでもない。
①研修修了薬剤師の確保が困難な時間帯は、地域住民からの相談等に対応できるように研修修了薬剤師と速やかに連絡を取れる体制等を構築すること。
② 研修修了薬剤師が薬局内に勤務している時間帯について、薬局の利用者にわかるように、当該薬局内外の見やすい場所に掲示すること。
③当該薬局の薬剤師に就業経験等に応じて健康サポートに係る研修を受講させるなど、健康サポート機能を有する薬局としての地域住民への対応及び開店時間中の研修修了薬剤師の確保に努めるこ と。
(平成29年12月25日 健康サポート薬局に関するQ&Aについて(その3)より引用)

【NEWS】ビオスリー配合錠 添加物変更

【詳細】以下のようにビオスリー配合錠の添加物が変更となった。

ポリビニルアルコール (完全けん化物)、ポビドンバレイショデンプン、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム→

【変更後】結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、タルク、バレイショデンプン、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム

製造工程変更によるものである。

ビオスリー配合錠 添付文書 第9版

http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/480019_2316017B1041_1_05.pdf

【NEWS】ヒアレイン点眼液0.1%、0.3%の添加物変更

【詳細】添加物がベンザルコニウム→クロルヘキシジングルコン酸塩液に変更となった。
これによりヒアレイン点眼液0.1%、0.3%はソフトコンタクトレンズ装着時にも使用が可能となった。
(ベンザルコニウムはソフトコンタクトレンズに吸着する)
https://www.santen.co.jp/medical-channel/di/tenpu/DD041_hyalein.pdf  ヒアレイン点眼液 添付文書 第14版)

 

その他の薬剤は以下を参考とする。

【Q】コンタクトレンズ装着のまま点眼可能な抗アレルギー薬は?