【Q】サインバルタは脱カプセル可能か?

【A】カプセル内の顆粒は腸溶性コーティングであるため、顆粒を噛み砕いたり、すりつぶしたりしなければ脱カプセル可能と考えられる。1ヶ月間安定。過酷曝光に注意が必要。

サインバルタ20mgの脱カプセル後の安定性試験

自然光・室温保存の条件で1ヵ月間安定性である。また、過酷曝光条件下では、規格外の数値となった。

(参考 : 日本イーライリリー株式会社 社内資料)

※脱カプセルの可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

【Q】在宅医療で輸液ポンプ内に残った麻薬の廃棄方法は?

【A】輸液ポンプ内 (カセット内) に残った麻薬の廃棄方法は、麻薬管理者のもとに回収して、麻薬管理者が他の職員の立会い下で廃棄し、当該麻薬の払い出しを記載した麻薬帳簿の備考欄に廃棄した数量を記入する。麻薬廃棄届は不要である。 (2017年9月現在)

施用残の麻薬注射液の取り扱いと同様。

(参考 : 奈良県 麻薬等取り扱いに関するQ&A  保健所に問い合わせ)

http://www.pref.nara.jp/secure/60761/qasubete.pdf

【Q】ロゼレム錠は粉砕可能か?

【A】粉砕可能であり、1ヶ月間は安定と考えられる。1ヶ月以降の保存に関するデータはなし。

粉砕後、25℃、75%RH、白色蛍光灯の条件下、1ヶ月間安定 (外観・含量の変化なし)

主薬が光に不安定なため、遮光のフィルムコーティング錠としている。

(参考 : 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)

【NEWS】2017年12月 新規発売予定 後発品

平成29年12月追補収載予定の後発医薬品が平成29年8月15日に製造販売承認を受けました。

以下、発売予定の代表的な医薬品です。すべてが薬価収載されるかは未定である。(2017年9月8日現在)

  • オルメテック (オルメサルタン メドキソミル)
  • クレストール (ロスバスタチン)
  • アバプロ / イルベタン (イルベサルタン)
  • ファムビル (ファムシクロビル)
  • ディフェリン (アダパレン)

【NEWS】2017年12月発売予定 後発品 発売予定

【Q】コムクロシャンプーは投与日数制限 (新規薬剤) はあるか?

【A】ない。新規薬剤に係る投与日数制限は特にないため、発売直後から長期処方可能である。

同様の効能・効果、用法・用量の既収載品の組み合わせと考えられる新医療用配合剤など、有効成分にかかる効能・効果、用法・用量について、実質的に、既収載品によって1年以上の臨床使用経験があると認められる新医薬品については、新医薬品に係る処方日数制限を設けないこととする。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000164977.pdf

【NEWS】2017年9月発売後発品 (AG)

2017年9月に第一三共エスファから以下のオーソライズド・ジェネリック発売される。

【オルメテックOD錠】

オルメサルタンOD錠5㎎「DSEP」

オルメサルタンOD錠10㎎「DSEP」

オルメサルタンOD錠20㎎「DSEP」

オルメサルタンOD錠40㎎「DSEP」

 

【クレストール錠】

ロスバスタチン錠2.5㎎「DSEP」

ロスバスタチン錠5㎎「DSEP」

http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006643.html

他社の後発品は12月に発売予定。

 

【クレストールOD錠】のAGは2017年12月の発売予定

ロスバスタチンOD錠2.5㎎「DSEP」

ロスバスタチンOD錠5㎎「DSEP」

 

【NEWS】2017年8月30日薬価収載予定品目 (内服薬のみ)

【1】アメナリーフ錠200mg  (抗ヘルペスウイルス剤)  適応 : 帯状発疹

https://sagasudi.com/【news】アメナリーフ錠とは?/

添付文書 第1版 https://www.maruho.co.jp/medical/pdf/products/amenalief/amenalief_te.pdf

 

【2】オルミエント錠2mg , 4mg (JAK阻害剤)

適応 : 既存治療で効果不十分な関節リウマチ (関節の構造的損傷の帽子を含む)

https://sagasudi.com/【news】オルミエント錠バリシチニブ-とは/

添付文書 第1版 https://www.lilly.co.jp/_Assets/pdf/patient//OLM_PI.pdf

【3】カナリア配合錠 (選択的DPP-4阻害剤 / SGLT2阻害剤)

テネリグリプチンとカナグリフロジンの配合剤

適応 : 2型糖尿病 (ただし、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物及びカナグリフロジン水和物の併用による治療が適切と判断される場合に限る)

(参考 : カナリア配合錠 添付文書)

https://www.medicallibrary-dsc.info/di/canalia_combination_tablets/pdf/pi_cnl_1707.pdf

 

【4】ビプレッソ徐放錠50mg, 150mg (双極性障害のうつ症状治療剤)

成分 : クエチアピンフマル酸塩

適応 : 双極性障害におけるうつ症状の改善

 

セロクエル (クエチアピン) の適応は「統合失調症」であり、ビプレッソ徐放錠と適応が異なっている。またビプレッソ徐放錠は就寝前かつ空腹時投与となっている。開始用量が異なる点も注意すべき点である。

セロクエル (クエチアピン) の用法・用量

クエチアピンとして1回25mg、1日2又は3回より投与を開始し、患者の状態に応じて徐々に増量する。1日投与量は150~600mgとし、2又は3回に分けて経口投与する。なお、投与量は年齢・症状により適宜増減する。但し、1日量として750mgを超えない。

ビプレッソ徐放錠の用法・用量

通常、成人にはクエチアピンとして1回50mgより投与を開始し、2日以上の間隔をあけて1回150mgへ増量する。その後、さらに2日以上の間隔をあけて、推奨用量である1回300mgに増量する。なお、いずれも1日1回就寝前とし、食後2時間以上あけて経口投与すること。

添付文書 第1版  http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/800126_11790A0G1025_1_02.pdf

【Q】ベルソムラ (スボレキサント) の投与日数制限は?

【A】ベルソムラ (スボレキサント) の投与日数制限は特にない。

「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」には該当しないため。

(2017年8月現在)

ルネスタ (エスゾピクロン)、ロゼレム (ラメルテオン) 、リスミー (リルマザホン) も同様に投与日数制限はない。

【Q】ルネスタ (エスゾピクロン) の投与日数制限は?

【A】ルネスタ (エスゾピクロン) の投与日数制限は特にない。

「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」には該当しないため。

(2017年8月現在)

ベルソムラ (スボレキサント)、リスミー (リルマザホン) 、ロゼレム (ラメルテオン) も同様に投与日数制限はない。