【NEWS】アダプチノール錠5mg 供給再開 2019年2月

【内容】2019年2月よりアダプチノール錠5mgが供給再開となる。

アダプチノール錠5mg  (暗順応改善剤) は2018年10月より海外工場における生産遅延により、供給の一時停止期間が発生していた。代替品がなく、別の作用機序の異なる薬剤の処方に切り替わっていたと考えられる。

バイエル薬品会社が発表した供給再開予定日は2019年2月18日からである。

効能又は効果
網膜色素変性症における一時的な視野・暗順応の改善

用法及び用量
ヘレニエンとして,通常成人1回5mgを1日2~4回経口投与する.
なお,年齢・症状により適宜増減する.
(添付文書 : アダプチノール錠5mg)

【NEWS】ブロチゾラム錠0.125mg、0.25mg「NP」自主回収 代替品は?

ブロチゾラム錠0.125mg「NP」、ブロチゾラム錠0.25mg「NP」が自主回収となる。理由は類縁物質が承認規格外であったためである。

ブロチゾラム錠の「0.125mg」規格はブロチゾラム錠0.125mg「NP」のみであり、代替品は存在しない。

ブロチゾラム錠0.125mg「NP」
出荷時期:2017年2月14日~2019年1月21日

ブロチゾラム錠0.25mg「NP」
出荷時期:2016年6月27日~2019年1月21日

類縁物質が経時変化により増加し、規格外になったが、その量は僅かなものであり、本剤の使用による重篤な健康被害が生じる可能性はない。また、含量が規格内であることから、有効性に関しても問題ない。
(医薬品回収の概要 改変)

【NEWS】レクサプロ錠10mg錠剤の形状変更 (半割容易に)

レクサプロ錠10mgの錠剤の形状が変更された。横幅8.1mm→10.0mm、縦幅が5.6mm→4.6mm、厚みが3.8mm→3.3mmとなり、全体的に横長になった。また、窪みのある形状となり、半割しやすくなった。

・これまでのレクサプロ錠10mgは、分割用ハサミを使用しても上手く割れないことがあった。(フィルムコーティング部分が剥がれる)

・一般的な用法用量は以下に示す通り、10mg / 日であるが、漸減や少量投与の開始時に5mg/日 (半割)の処方も多くみられることがある。

用法・用量
通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。

色調・剤形
白色でだ円形の割線のあるフィルムコーティング錠


【NEWS】オセルタミビルカプセル75 mg、DS3%「サワイ」 出荷調整 2019年1月

2019年1月現在、オセルタミビルカプセル 75 mg「サワイ」及び DS3%「サワイ」が出荷調整となった。理由はインフルエンザの大流行のためである。同様にゾフルーザ錠20mも出荷調整となっている。

【オセルタミビルカプセル 75 mg「サワイ」及び DS3%「サワイ」】は【タミフル カプセル、DSの後発品】であり、薬価が約半分となっている。インフルエンザは若年層の患者も多く、3割負担であれば、支払い金額が大きく変わる。

また、2018年よりタミフル10代の使用に関する警告が削除され、需要が増加したことも一因と考えられる。

使用期限が先発品と後発品で大きく異なることがポイントなのかもしれない。

使用期限
オセルタミビルカプセル 75 mg「サワイ」及び DS3%「サワイ」→ 3年
タミフル カプセル → 10年
タミフルDS3% → 7年



【NEWS】トレリーフ錠25mg錠販売中止

【A】トレリーフ錠25mgが販売中止となる。出荷終了時期は2019年10月頃である。

・販売中止の理由は同成分の口腔内崩壊錠に剤型を統一すると考えられる。既存のトレリーフOD錠25mg、OD錠50mgは販売継続される。

・普通錠の規格には25mgしかなかっため、トレリーフ錠25mg錠のみが販売中止となる。

・トレリーフOD錠は2017年12月に50mg製剤が発売されたばかりである。(OD錠25mgは2015年2月に販売開始)

トレリーフOD錠25mg

1. パーキンソン病
(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)

2. レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム(レボドパ含有製剤を使用してもパーキンソニズムが残存する場合)

トレリーフOD錠50mg
パーキンソン病
(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)
用法及び用量

トレリーフOD錠25mg

本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。

1. パーキンソン病
通常、成人にゾニサミドとして、1日1回25mgを経口投与する。なお、パーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善には、1日1回50mgを経口投与する。

2. **レビー小体型認知症に伴うパーキンソニズム
通常、成人にゾニサミドとして、1日1回25mgを経口投与する。

トレリーフOD錠50mg
パーキンソン病
本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。
通常、成人にゾニサミドとして、1日1回25mgを経口投与する。なお、パーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善には、1日1回50mgを経口投与する。

(トレリーフOD錠 添付文書)


【NEWS】ゾフルーザ錠20mg供給が不足 2019年1月

2018年3月に新しい抗インフルエンザ薬であるゾフルーザ錠が発売されました。しかし、現在 (2019年1月18日)は、インフルエンザが大流行しているため、ゾフルーザ錠20mgの供給が追い付かず、出荷調整となっています。(2019年1月18日現在)

ゾフルーザ錠10mgに関しては以前より供給不足の状態が続いています。

代替薬は、【タミフルカプセル75、タミフルドライシロップ3% 、オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」(タミフルの後発品)、オセルタミビルDS「サワイ」(タミフルDSの後発品)、イナビル吸入粉末剤20mg、リレンザ】が候補となります。

参考までに、ゾフルーザが発売される以前の2017年度の抗インフルエンザ薬の使用状況を示します。

【Q】医療用成分と同じ膣カンジタ治療薬(OTC一般用医薬品)は?

【A】【フェミニーナ®腟カンジダ錠】である。成分はオキシコナゾール硝酸塩 100mgであり、医療用医薬品である【オキナゾール腟錠100mg】と同じ成分である。使用方法も同じである。

ただし、医療用医薬品にはオキナゾール腟錠600mg製剤もあり、効果が持続するため1週間に1回使用するだけで効果が得られる製剤もある。

フェミニーナ®腟カンジダ錠は第1類医薬品であるため、薬剤師からの指導や説明がないと購入することができない。

フェミニーナ®腟カンジダ錠
大人(15才以上60才未満)1日1回1錠を腟深部に挿入する(就寝前が望ましい) 6日間連続して使用すること。ただし、3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用 しても症状が消失しない場合には医師の診療を受けること

オキナゾール腟錠100mg
1日1回1錠を腟深部に挿入し,6日間継続使用する.
なお,真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は,オキナゾール腟錠100mgを更に1日1回1錠6日間継続使用する.

【NEWS】エンペシド腟錠100mg 供給停止状態

エンペシド腟錠100mg (クロトリマゾール腟錠) は2017年10月にバイエル薬品株式会社から海外工場による生産遅延により供給が停止された。2019年1月現在も供給不足となっており、納入できない状態が続いている。代替品は後発品であるエルシド腟錠100mg (クロトリマゾール腟錠) (富士製薬工業株式会社)となる。



【Q】エンシュア、ラコールの味の種類は?

【A】以下の通りである。

エンシュア・リキッド (1kcal/ml)

  • バニラ味
  • コーヒー味
  • ストロベリー味

エンシュア・H (1.5kcal/ml)

  • バニラ味
  • コーヒー味
  • バナナ味
  • 黒糖味
  • メロン味
  • ストロベリー味
  • 抹茶味 (2019年4月8日発売)

ラコールNF配合経腸用液 (200mlパウチ) (1kcal/ml)

  • ミルクフレーバー
  • コーヒーフレーバー
  • バナナフレーバー
  • コーンフレーバー
  • 抹茶フレーバー

ラコールNF配合経腸用液400mL (1kcal/ml)

  • ミルクフレーバー

【Q】クレメジン (吸着炭) と他剤との併用は?食事の影響は?

【A】食事についてはインタビューフォームなどに記載がなく、食事の影響は受けないと考えられる。

他剤を併用する場合はクレメジンとは30分から1時間以上あけて服用する必要がある。他剤との相互作用は明確にはわかっていない。同時服用は不可である。

他剤を併用する場合,本剤は吸着剤であることを考慮 し,本剤との同時服用は避けること.
(クレメジンカプセル 200mg、クレメジン細粒分包 2g 添付文書より)

クレメジンと他剤と30〜90分あけて服用すると相互作用が減少する。狭い治療範囲を有する薬物に関しては、他の薬物とのクレメジンの同時投与は避けるべきである。 同時に使用する場合は、血清または血液中の薬物濃度を含む薬物の影響およびマーカーを注意深く監視する必要がある。
(参考 : 臨床薬理 2013;44(2):77-84 )

他剤と同時服用した場合,他剤の血中濃度を低下させることが報告されている。

他剤服用後,30 分から 1 時間以上あけて服用すること。ただし,他剤の効果には十分注意する こと。
(クレメジンカプセル 200mg、クレメジン細粒分包 2g  インタビューフォーム )