2018年12月にスーグラ錠の適応に1型糖尿病が追加された。

現在のところ、経口糖尿病薬で1型糖尿病の適応がある薬剤はなく、今回のスーグラ錠が初めてとなる。インスリンと併用して服薬するが、臨床試験では、インスリン製剤の 1 日投与量は15%減量することが推奨されている。

1 型糖尿病
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはイプ ラグリフロジンとして50mgを 1 日 1 回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg 1 日 1 回まで増量することがで きる。

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉
 1 型糖尿病
(1) 本剤はインスリン製剤の代替薬ではない。インスリン製剤の投与を中止すると急激な高血糖やケトアシドーシスが起こるおそれがあるので、本剤の投与にあたってはインスリン製剤を中止しないこと。
(2) 本剤とインスリン製剤の併用にあたっては、低血糖リスクを軽減するためにインスリン製剤の減量を検討すること。ただし、過度な減量はケトアシドーシ スのリスクを高めるので注意すること。なお、臨床試験では、インスリン製剤の 1 日投与量は15%減量することが推奨された。
(スーグラ錠 添付文書)