食事


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【Q】テネリア錠 (テネリグリプチン) は食事の影響は受ける?

【A】以下の理由より、テネリア錠の効果はAUC 及び投与後 24 時間値への食事の影響は小さく,空腹時投与,食後投与のいずれでも有効性が期待できるため、食事の影響は受けにくいと考えられる。よって1日1回の決まった時間に服薬する。

食事の影響

健康成人 14 例に,テネリグリプチンとして 20mg を食後に単回経口投与した場合,空腹時に比べて Cmax は 20%低下し,tmax は 1.1 時間から 2.6 時間に延長したが,AUC に差は認められなかった。

本剤は 20mg 1 日 1 回投与により,投与 24 時間後まで十分な DPP-4 阻害効果を示した。ま た,本剤の血漿中濃度について,AUC 及び投与後 24 時間値への食事の影響は小さく,空腹時投与,食後投与のいずれでも有効性が期待できる。

(引用 : テネリア錠インタビューフォーム )

【Q】ゾフルーザ錠の服薬タイミングは食前?食後?

【A】添付文書には食前、食後を指定した用法に関する記載はない。
また、塩野義製薬が2018年9月に作成した「ゾフルーザ錠のよくあるお問い合わせ」には食前・食後に関わらず服薬可能と記載がある。インフルエンザと診断されれば、できるだけ速やかに服薬するほうがよいと思われる。
以下に抜粋したゾフルーザのインタビューフォーム によると食前投与のほうが、CmaxやAUCは高いと記載があるが、薬物治療効果には変わりないということなのであろう。

食事・併用薬の影響
健康成人男性を対象に,本剤40 mgを空腹時(14例)又は普通食摂取後(14例)に単回経口投与したときのバロキサビル マルボキシル活性体の薬物動態パラメータを表Ⅶ-4,平均血漿中濃度推移を図Ⅶ-3に示す。空腹時投与と比べ食後投与でCmaxは48%,AUCは36%減少した。Tmaxの中央値はいずれも4時間であった。
(ゾフルーザ錠 インタビューフォーム)

 

用法用量

1. 通常,成人及び12歳以上の小児には,20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)を単回経口投与する。ただし,体重80kg以上の患者には20mg錠4錠又は顆粒8包(バロキサビル マルボキシルとして80mg)を単回経口投与する。

2. 通常,12歳未満の小児には,以下の用量を単回経口投与する。
40kg以上 → 20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)
20kg以上40kg未満 →20mg錠1錠又は顆粒2包(バロキサビル マルボキシルとして20mg)
10kg以上20kg未満 → 10mg錠1錠( バロキサビル マルボキシルとして10mg)
(添付文書 : ゾフルーザ錠10mg / ゾフルーザ錠20mg / ゾフルーザ顆粒2%分包)