簡易懸濁法


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【Q】アーガメイトゼリーの経管投与の可否は?簡易懸濁法の可否は?

【A】経管投与可能である。以下に方法を示す。

1. アーガメイトゼリーを容器に全量取り、よくかき混ぜてペースト状にする。(1分から2分程度)

2. ぬるま湯  (38〜40℃) 35mlを少量ずつ加え、よくかき混ぜながら固まりが残らないようにする。

(参考 : 三和化学研究所資料)

【Q】エディロールの簡易懸濁法の可否は?

【A】エディロールの簡易懸濁法の記載は「内服薬 経管投与ハンドブック 第3版」にも記載はない。

簡易懸濁は不可と考えられる。以下に詳細を記載する。

・承認外投与である。

・エルデカルシトールは油性成分である中鎖脂肪酸トリグリセリドに溶解しており、カプセルを水や温湯に融解した際には容器などに付着する恐れがある。

・エルデカルシトール含量は非常に微量のため容器への付着が懸念された場合、全量投与することが難しい。

・とろみ剤や服薬補助ゼリーの使用が好ましい.

【大正富山医薬品株式会社 メディカルインフォメーションセンター】

※簡易懸濁法の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

【Q】タケキャブ錠 (ボノプラザン) の粉砕と簡易懸濁法の可否は?

【A】粉砕可能であるが遮光保存が必要である。簡易懸濁は粉砕後であれば可能である。

粉砕

主薬が光に不安定なため、遮光の目的でフィルムコーティング錠にしている。

粉砕後、温度40℃、暗所の条件下で観察した結果、3ヶ月後まで外観や含量について特に問題となる変化はなし。

光に不安定であり、遮光が必要。苦味あり。

(参考 : 錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)

 

 簡易懸濁法

フィルムコーティング破壊後、55℃の水に溶かす→10分後に崩壊 含量変化なし

破壊しない場合は試験を行っていない。

(武田薬品工業株式会社 社内資料)

※粉砕・簡易懸濁法の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。