アルファカルシドール錠「アメル」0.25μg、0.5μg、1.0μgが供給停止となる。
理由は、添加物ステアリン酸マグネシウムが承認書に未記載であったため、承認書と製造実態の齟齬によるものである。
代替薬であるエルデカルシトールも供給が不足する事態となっており、日本骨代謝学会や日本骨粗鬆症学会から提言が以下の通り、発出された。
1. エルデカルシトールをアルファカルシドールに変更することは避ける。
2. 新規に骨粗鬆症治療を開始する場合は、エルデカルシトールやアルファカルシドールは 避ける。
3. アルファカルシドールもしくはエルデカルシトールを他の薬剤と併用している場合は、 必要性を検討し、短期間休薬できるようであれば一旦休薬する。
4. デノスマブと併用の場合は、可能であればエルデカルシトールやアルファカルシドール をデノタスに変更する。
5. エルデカルシトールやアルファカルシドールを単剤で処方の場合は、他の薬剤への変更 を検討する。なお、骨粗鬆症治療は中断しないことが望ましい。
6. ビタミン D 不足・欠乏に対しては、サプリメントとして天然型ビタミンDの補充を考慮する。
7. アルファカルシドールもしくはエルデカルシトールを処方する場合は、できる限り長期 処方を避ける(30日処方までとする)