【A】混合可能であると考えられる。ただし、エルネオパ1号輸液とサンドスタチン皮下注用を混合後、24 時間後までは 90%以上を保持してるが、3日後に90%まで低下したと報告がある。できる限り24時間以内に使用し、少なくとも3日後までの使用とする必要があると考えられる。また、オクトレオチドの残存率はpHに依存すると報告されている。フルカリック輸液の混合後のpHはそれぞれ1号 4.5〜5.5、2号 4.8~5.8、3号 4.9〜5.9であるため、フルカリック輸液についても同様の結果が得られると考えられる。  

エルネオパ 1 号輸液の 4 室混合液中において オクトレオチドの残存率は,24 時間後までは 90% 以上を保持していた。3 日後において90%となった。
オクトレオチドの残存率の変化は、pH 7.5 や 6.5 の緩衝液に混合した直後に観察された。

医療薬学, 40(1) 54―61 (2014)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs/40/1/40_54/_pdf