【A】エドルミズ錠50mgは新医薬品の処方日数制限により2022年4月末日までは1回14日分が限度である。2022年5月1日から長期投与可能である。薬価基準収載年月は2021年4月である。
長期投与医薬品に関する情報
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2022年4月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされています。(エドルミズ錠50mg 添付文書)
用法及び用量
通常、成人にはアナモレリン塩酸塩として100mgを1日1回、空腹時に経口投与する。
【A】エドルミズ錠50mgは食後2時間投与後に服薬すると効果低下の可能性があること、食事によらずに服薬できるように空腹時と決定された。
・食後2時間投与した場合のCmax→0.31倍 AUC→0.49倍
・食前投与と空腹時投与の薬物動態はほとんど変わらなかった
・服薬後1時間は食事をしないこと
・成分‥アナモレリン塩酸塩
・がん悪液質を治療することで、食欲を増進し、主に骨格筋や臓器組織から構成される徐脂肪体重の減少を阻止できる
・100mgを1日1回、空腹時に服薬 (食後服薬は効果低下)
・切除不能な進行再発の「非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌」によるがん悪液のみに適応がある
・6ヶ月以内に5%以上の体重減少と食欲不振があり、かつ次の①〜③のうち2つ以上を認める ①疲労・倦怠感 ②全身の筋力低下 ③CRP値0.5mg/dL超、Hb値12g/dL未満又はAlb値3.2g/dL未満 (診療報酬明細書の適応欄に該当項目の記載が必要)
・グレリン様作用を有している
・グレリンは食欲を制御するペプチドホルモンの一種 (成長ホルモン放出促進因子受容体タイプ1aの内因性アドニスト) →食欲亢進作用、体重増加作用、脂肪生成促進、糖代謝への関与、消化管運動調節、サイトカイン産生制御等の生理作用
・主な副作用 γ-GTP増加6.4% HbA1c増加5.9%