【A】ルムジェブ注の特徴を簡潔にまとめた。
- ヒューマログ注 (超速効型インスリン製剤) より作用発現が早く、持続時間が短い (13分程早い ※注)
- ルムジェブ注は「食事開始前の2分以内」もしくは「食事開始から20分以内)」の投与。 ヒューマログ注は「食直前(15分以内)」の投与。
- 他のインスリン製剤(ヒューマログ注やノボラピッド注など)からルムジェブへ切り替える際は同じ単位数を目安とする
- ルムジェブ注はヒューマログミリオペンと成分は同じ(インスリン リスプロ)である。ルムジェブ注は添加物である「クエン酸」と「トレプロスチニル」を含有させ、吸収を早めた製剤である。
- クエン酸‥局所での血管透過性を亢進
- トレプロスチニル‥局所の血管を拡張
- ルムジェブ注ミリオペン‥ 1単位刻み、1度に60単位まで
- ルムジェブ注ミリオペンHD‥0.5単位刻み、1度に30単位まで
- 空打ち2単位
※注 ルムジェブの最高濃度の50%に達する時間(Early 50%Tmax)はヒューマログに比べ13分短縮したと報告あり
ルムジェブ15単位 VS ヒューマログ15単位
・最高濃度の50%に達する時間‥ルムジェブの方が13分早い
・AUC0-15min ルムジェブ4.8倍 >ヒューマログ
・AUC0-30min ルムジェブ2.4倍 >ヒューマログ
・Tmax ルムジェブ47分 < ヒューマログ59分
・半減期(変動係数%) ルムジェブ35分(31%) < ヒューマログ49分(33%)
(ルムジェブ IF・審査報告書・申請資料)