【Q】ル・エストロジェルとは?使用方法は?

【A】ル・エストロジェルはエストラジオールが含有された外用ゲル剤である。1日1回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦して使用する。更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状に適応がある。閉経や手術による卵巣摘出後のエストロゲン欠乏を補う目的で使用されることもある。主な注意点は以下の通りである。

・投与後1時間以内の投与部位の洗浄は十分な血中濃度が得られない可能性がある。
・塗布後は手を洗う。
・ル・エストロジェル (経皮吸収剤) は経口剤と比較して、血栓症のリスクが低い。(Canonico M, Plu-Bureau G, Lowe GDO, Scarabin PY. Hormone replacement therapy and risk of venous thromboembolism in postmenopausal women : systematic review and meta-analysis. BMJ 2008 ; 336 : 1227―1231 28.)

【効能・効果】 更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(Hot flush及び発汗) 

【用法・用量】 通常、成人に対しル・エストロジェル2プッシュ (1.8 g、エ ストラジオールとして1.08mg含有) を1日1回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦する。なお、症状に応じて、適 宜減量する。減量する場合は、ル・エストロジェル1プッシュ (0.9g、エストラジオールとして0.54mg含有) を1日1 回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦する。
(ル・エストロジェル 添付文書)

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