【新薬】ラスビック錠75mgの特徴 (まとめ)

ラスビック錠75mgの特徴

  • 呼吸器・耳鼻咽喉科感染症のみの適用。(泌尿器・皮膚科領域などはなし)
  • ラスクフロキサシンとして1回75mgを1日1回経口投与する。
  • フィルムコーティング錠
  • 血中濃度を抑えても高い治療効果を示すことが可能→1規格のみ
  • 肝代謝型の薬剤 腎機能低下患者でも基本的に減量なし
  • 既存のニューキノロン系抗菌薬と比較して、耐性菌ができにくい。(理由 : 細菌のDNA複製に必須のDNAジャイレーストポイソメレースⅣの阻害作用が両方に同程度あるため。既存のニューキノロン系抗菌薬はどちらかが強い)
  • ラスビック点滴静注キットがある
  • 1包化可能
  • 粉砕後、1ヶ月間は安定。できれば遮光がよい。
  • 粉砕後に簡易懸濁法が可能。12Frは可能であるが、8Frは不可。粉砕しない場合は崩壊せず、簡易懸濁法不可。
  • 抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。→耐性菌の出現を抑えるため、むやみに使用はしない。