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【Q】カロナール錠は粉砕可能か?

【A】以下の理由から、粉砕可能と考えられる。強い苦味があるため、注意が必要である。

製剤の各種条件下における安定性

苛酷試験 25℃、湿度75%RH、粉砕状態でガラス瓶(遮光開放)の条件で3ヶ月、性状、定量、質量に変化なし。(カロナール200,300,500の規格)

カロナール錠 医薬品インタビューフォーム 第13版)

 

粉砕可能

(錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版)

【Q】アセトアミノフェン原末 (コカール、カロナール) 入手困難に対する対応は?

【A】2017年10月中旬よりカロナール細粒やコカールDSが品薄状態となるため、アセトアミノフェン錠 (カロナール錠やコカール錠) を粉砕し、処方に対応していく必要がある。

また、アセトアミノフェンは強い苦味があるため (カロナール+粉砕" target="_blank" rel="noopener">https://sagasudi.com/?s=カロナール+粉砕)、小児などには服薬補助ゼリー、牛乳、ヨーグルトなどに混ぜ飲ませる方法を検討する必要がある。

以下に方法を参考にする。

 

アセトアミノフェン40%の調整方法 (コカールDS40%)

例1.〔カロナール錠200mg × 200錠〕+ 乳糖を加えて全量を100gにする。

例2. 〔カロナール錠300mg × 200錠〕+ 乳糖を加えて全量を150gにする。

 

アセトアミノフェン20%の調整方法 (カロナール細粒20%)

例1.〔カロナール錠200mg × 100錠〕+ 乳糖を加えて全量を100gにする。

例2.〔カロナール錠300mg × 100錠〕+ 乳糖を加えて全量を150gにする。

 

アセトアミノフェン50%の調整方法 (カロナール細粒50%)

例1.〔カロナール錠200mg × 300錠〕+ 乳糖を加えて全量を120gにする。

例2.〔カロナール錠300mg × 200錠〕+ 乳糖を加えて全量を120gにする。

※各医療担当者の裁量と判断になります。