- 適用 : 2型糖尿病
- 1回1000mg 1日2回 (朝夕) 食事によらず服薬可能
- 規格500mgのみ
- 成分 : イメグリミン塩酸塩
- 錠剤が大きい(メトホルミン500mg程度)
- メトホルミンと作用機序の一部が共通している
- メトホルミンと比較して、乳酸アシドーシスのリスクが少ないと考えられる
- 低血糖リスクは他の薬剤と比較して低い
- 新しいTetrahydrotriazine構造を有する
- グルコース濃度依存的なインスリン分泌を促す膵作用と肝臓・骨格筋での糖代謝を改善する膵外作用 (糖新生抑制・糖取り込み能改善)
- NAMPT(NAD合成酵素)とミトコンドリアへの作用を介する
- ミトコンドリアを介した各種作用(詳細は不明)により、インスリン分泌(細胞内Ca増加、β細胞保護)+糖代謝改善(糖取り込み能改善、糖新生抑制)
- 他の血糖効果薬との併用は可能
- 主な副作用 : 悪心、下痢、便秘などの消化器症状
- 1包化可能((3ヶ月安定)、粉砕可能(3ヶ月安定)
まとめ
2型糖尿病に使用される。錠剤が大きい。成分と薬効はまったくの新規であるが、メトホルミンとやや似ている部分がある。メトホルミンによる乳酸アシドーシスのリスクが低い。