【Q】感冒薬に対する漢方薬の使い分けは?ざっくりした目安は?

【急性期

葛根湯・・・頭痛、発熱、肩こり。急性期で体力ありの患者。

桂枝湯・・・悪寒、頭痛。急性期で体力弱っている患者。

香蘇散・・・うつ傾向、神経質。急性期で体力が極めて虚弱な患者。

【急性期~亜急性期】

小青竜湯・・・鼻汁、くしゃみ、鼻閉。急性期~亜急性期で体力ありの患者。

麻黄附子細辛湯・・・悪寒、微熱、冷感。急性期~亜急性期で体力あり~弱っている患者。

【亜急性期】

柴胡桂枝湯・・・微熱、上腹部痛、食欲不振。亜急性期で体力ありの患者。

参蘇飲・・・悪心、嘔吐、微熱。亜急性期で体力が極めて虚弱な患者。

【亜急性期~長期】

竹筎温胆湯・・・咳、不眠。亜急性期~長期で体力ありの患者。

補中益気湯・・・易疲労感。亜急性期~長期で体力が弱い~きわめて弱い患者。

【長期】

麦門冬湯・・・咳こみ、痰なし。長期で体力ありの患者。

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