【Q】キャブピリン配合錠の処方日数の投与制限は?

【A】「キャブピリン配合錠」は新薬の係る処方制限がなく、薬価収載後から長期投与が可能である。

薬価収載日は2020年5月20日、販売開始日は2020年5月22日である。

「キャブピリン配合錠」は「バイアスピリン錠」と「タケキャブ錠10mg」の配合錠である。

同様の効能・効果、用法・用量の既収載品の組合せと考えられる新医療用配合剤など、有効成分にかかる効能・効果、用法・用量について、実質的に、既収載品によって1年以上の臨床使用経験があると認められる新医薬品については、新医薬品に係る処方日数制限を設けないこととする。(新医薬品の処方日数制限の取扱いについて 中医協 平成22年10月)

【NEWS】2020年6月発売予定の後発品 (ジェネリック)

【まとめ】

  • 「アボルブカプセル」の錠剤は第一三共エスファや陽進堂や日新製薬が発売
  • 「ザイザル錠5mg」の規格違いであるレボセチリジン塩酸塩錠2.5mgが発売
  • 「エディロールカプセル」は日医工と沢井のみ発売 →2020年8月発売
  • 【メマリー、ゼチーア】→AG第一三共
  • 【アボルブ、ザイザル】→AG武田テバ

2020年6月  後発品 発売予定一覧 (内服薬)  2020年5月17日更新 2020年6月17日更新

【内服薬】

  • メマンチン塩酸塩錠5mg、10mg、20mg【メマリー錠】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  •  メマンチン塩酸塩OD錠5mg、10mg、20mg【メマリーOD錠】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  • メマンチン塩酸塩DS2%【メマリードライシロップ2%】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  • ガランタミンOD錠4mg、8mg、12mg、【レミニールOD錠】(適応症は同じ)
  • エゼチミブ錠10mg【ゼチーア錠10mg】 (「ホモ接合体性シトステロール血症」の効能・効果取得なし) AG : 第一三共エスファ
  • デュタステリドカプセル0.5mgAV【アボルブカプセル】(適応症は同じ) ザガーロなどと区別するためにAVと語尾についている AG : 武田テバ  (剤形違いのデュタステリド錠0.5mgは第一三共エスファや陽進堂や日新製薬が発売)
  • レパグリニド錠0.25mg、0.5mg【シュアポスト錠】(適応症は同じ)
  • レボセチリジン塩酸塩錠2.5mg、5mg、OD錠5mg【ザイザル錠】(適応症は同じ) 5mgのみ  AG : 武田テバ
  • レボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%【ザイザルシロップ0.05%】(適応症は同じ)
  • プソフェキ配合錠【ディレグラ配合錠】(適応症は同じ)→2020年9月発売
  • エルデカルシトールカプセル0.5μg、0.75μg【エディロールカプセル】(適応症は同じ)  日医工とサワイのみ発売 
  • セレコキシブ錠100mg、200mg【セレコックス錠】(適応症は同じ)
  • ラベプラゾールNa錠5mg【パリエット錠5mg】 (適応症は同じ) (10mgと錠20mgは既収載)
  • タダラフィル錠2.5mg、5mgZA【ザルティア錠】(適応症は同じ) シアリスなどと区別するためにZAと語尾についている
  • イミダフェナシン錠0.1mg【ウリトス錠、ステーブラ錠】(適応症は同じ)
  • イミダフェナシンOD錠0.1mg【ウリトス錠、ステーブラOD錠】(適応症は同じ)
  • バゼドキシフェン錠20mg【ビビアント錠】(適応症は同じ)→2020年9月発売2020年9月10日発売
  • ナラトリプタン錠2.5mg【アマージ錠】

【まとめ】

  • 「アボルブカプセル」の錠剤は第一三共エスファや陽進堂や日新製薬が発売
  • 「ザイザル錠5mg」の規格違いであるレボセチリジン塩酸塩錠2.5mgが発売
  • 「エディロールカプセル」は日医工と沢井のみ発売 →2020年8月発売
  • 【メマリー、ゼチーア】→AG第一三共
  • 【アボルブ、ザイザル】→AG武田テバ

2020年6月  後発品 発売予定一覧 (内服薬)  2020年5月17日更新 2020年6月17日更新

【内服薬】

  • メマンチン塩酸塩錠5mg、10mg、20mg【メマリー錠】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  •  メマンチン塩酸塩OD錠5mg、10mg、20mg【メマリーOD錠】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  • メマンチン塩酸塩DS2%【メマリードライシロップ2%】(適応症は同じ) AG : 第一三共エスファ
  • ガランタミンOD錠4mg、8mg、12mg、【レミニールOD錠】(適応症は同じ)
  • エゼチミブ錠10mg【ゼチーア錠10mg】 (「ホモ接合体性シトステロール血症」の効能・効果取得なし) AG : 第一三共エスファ
  • デュタステリドカプセル0.5mgAV【アボルブカプセル】(適応症は同じ) ザガーロなどと区別するためにAVと語尾についている AG : 武田テバ  (剤形違いのデュタステリド錠0.5mgは第一三共エスファや陽進堂や日新製薬が発売)
  • レパグリニド錠0.25mg、0.5mg【シュアポスト錠】(適応症は同じ)
  • レボセチリジン塩酸塩錠2.5mg、5mg、OD錠5mg【ザイザル錠】(適応症は同じ) 5mgのみ  AG : 武田テバ
  • レボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%【ザイザルシロップ0.05%】(適応症は同じ)
  • プソフェキ配合錠【ディレグラ配合錠】(適応症は同じ)→2020年9月発売 2020年9月18日発売
  • エルデカルシトールカプセル0.5μg、0.75μg【エディロールカプセル】(適応症は同じ)  日医工とサワイのみ発売 
  • セレコキシブ錠100mg、200mg【セレコックス錠】(適応症は同じ)
  • ラベプラゾールNa錠5mg【パリエット錠5mg】 (適応症は同じ) (10mgと錠20mgは既収載)
  • タダラフィル錠2.5mg、5mgZA【ザルティア錠】(適応症は同じ) シアリスなどと区別するためにZAと語尾についている
  • イミダフェナシン錠0.1mg【ウリトス錠、ステーブラ錠】(適応症は同じ)
  • イミダフェナシンOD錠0.1mg【ウリトス錠、ステーブラOD錠】(適応症は同じ)
  • バゼドキシフェン錠20mg【ビビアント錠】(適応症は同じ)→2020年9月発売 2020年9月10日発売
  • ナラトリプタン錠2.5mg【アマージ錠】

【調剤報酬2020】別のタイミング(数時間後)で処方箋受け取りは80/100?

以下の疑義解釈により、同時に受け付けをした場合のみが該当します。そのため、朝に1枚、夕方に別の処方箋を1枚もってきた場合は、これに該当しないと考えられます。数時間後であっても、別のタイミングと解釈されると考えられます。

問2 複数の保険医療機関が交付した処方箋を同時にまとめて受け付けた場合、注3の規定により2回目以降の受付分の調剤基本料は100分の80となるが、「同時にまとめて」とは同日中の別のタイミングで受け付けた場合も含むのか。

A . 含まない。同時に受け付けたもののみが対象となる。
(2020年度 調剤報酬 疑義解釈)

半分規格を希望する錠剤(個人的な意見)

薬剤師が錠剤を半分に割って分包する作業は手間がかかる。また、患者も分包紙だとかさばるため、半錠にすることを嫌がることがある。
セロクエルの後発品のように、先発品にはない規格のクエチアピン12.5mg (セロクエル錠25mgの半分の規格)が発売されているケースもある。
以下に完全に個人的な見解だが、現時点で、半分規格を希望する錠剤を記載する。

  • メルカゾール錠5mg
  • ダイアート錠30mg(アゾセミド)
  • アーチスト錠10mg(カルベジロール)
  • ザイザル錠5mg(2.5mg製剤 2020年2月17日に製造販売承認)
  • チラーヂンS錠25μg
  • ワーファリン錠0.5mg
  • サムスカ錠7.5mgアルダクトンA錠25mg  (スピロノラクトン)
  • ルプラック錠4mg(トラセミド)

地域支援体制加算 「地域の多職種と連携する会議」とは?

 

【Q】地域支援体制加算の施設基準における「地域の多職種と連携する会議」 とは、どのような会議が該当するのか。次のような会議が該当する。

【A】
ア 介護保険法第115条の48で規定され、市町村又は地域包括支援センターが主催する地域ケア会議

イ 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第 38 号)第 13 条第 9 号で規定され、介護支援専門員が主催するサービス担当者会議

ウ 地域の多職種が参加する退院時カンファレンス
(疑義解釈資料 令和2年3月31日)



【町村又は地域包括支援センターが主催する地域ケア会議】
→各地区で開催されている地域ケア会議。自治会、民生委員、警察、消防、社会福祉協議会、医師、歯科医師、訪問看護師、薬剤師などが参加します。

介護支援専門員が主催するサービス担当者会議】
→在宅患者の自宅などで開催されることがあります。

【地域の多職種が参加する退院時カンファレンス】
地域の多職種が参加する退院時カンファレンス‥在宅に移行する患者の退院後のサービス内容について情報共有するカンファレンス。入院先の病院医師、看護師、理学療法士、在宅医師、看護師、訪問看護師、ケアマネ、薬剤師などが参加します。

【Q】トリンテリックス錠10mg・20mgの処方日数の投与制限は?

【A】トリンテリックス錠10mg・20mgは2020年11月末日までは1回14日分が限度である。

2020年12月1日から長期投与可能である。

販売開始は2020年11月である。

長期投与医薬品に関する情報
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3月6日付)に基づき、2020年11月末日までは、1回14日分を限度とした投薬しか認められない。
(トリンテリックス錠10mg・20mg 添付文書)

【Q】コララン錠2.5mg ・5mg ・7.5mgの処方日数の投与制限は?

【A】コララン錠2.5mg ・5mg ・7.5mgは2020年11月末日までは1回14日分が限度である。

2020年12月1日から長期投与可能である。

販売開始は2019年11月である。

保険給付上の注意
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2020年11月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされています。
(コララン錠2.5mg ・5mg ・7.5mg 添付文書)

【Q】エベレンゾ錠20mg ・50mg・100mgの処方日数の投与制限は?

【A】エベレンゾ錠20mg ・50mg・100mgは2020年11月末日までは1回14日分が限度である。

2020年12月1日から長期投与可能である。

販売開始は2019年11月である。

保険給付上の注意
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3月6日付)に基づき、令和2年11月末日までは、1回14日分を超える投薬は認められていない。
(エベレンゾ錠 添付文書)

【Q】エクフィナ錠50mgの処方日数の投与制限は?

【A】エクフィナ錠50mgは2020年11月末日までは1回14日分が限度である。

2020年12月1日から長期投与可能である。

保険給付上の注意
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成 18年3月6日付)に基づき、2020年11月末日までは、投薬は1 回14日分を限度とされています。(エクフィナ錠50mg 添付文書)