【NEWS】イニシンク®配合錠の発売

イニシンク配合錠

薬価収載日 2016年11月

用法

通常、成人には1 日1 回1 錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25㎎/500㎎)を食直前又は食後に経口投与する。

 

【コメント】既存薬のネシーナ(アログリプチン)とメトグルコ(メトホルミン)を配合したものがイニシンク配合錠である。

配合剤であるが、新医薬品の投与制限(14日分の処方日数を限度とする)が適応される。既存薬のアログリプチンとメトホルミン成分自体は同じであるが、用法用量が違うためである。

・メトホルミンの用法は「1日2~3回」に対してイニシンクは「1日1回」。

・メトホルミン 1回250mg 1日2回 VS   メトホルミン 1回500mg 1日1回 での試験で非劣勢が証明されているため、1日1回の用法が可能となった。

・同系統の薬剤であるエクメット配合錠が発売された際にはイニシンク配合錠と異なり用法が同じであるため、新医薬品の投与制限は適応されなかった。

・メトホルミンを含む配合剤の欠点として、錠剤の大きさがあげられる。メトホルミン500mgを含んでいるため、必然的に錠剤が大きくなる。

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