調剤を行う際、14錠PTPシートや21錠PTPシートを用いる場合に少し複雑な計算が必要な時がある。例えば、「3錠分3で63日分」の処方の場合は、合計で189錠必要である。14錠シートの薬剤であれば、シート13枚と残り7錠必要といった具合である。
これらの計算は忙しい業務の中であれば、計算間違いが起きる可能性も否定できない。
そこでCASIOが発売している「余り計算電卓」が非常に役に立つ。
この電卓はいわゆる余り計算ができる電卓である。「÷」の代わりに「÷余り」を押して計算すると、商と余りが表示される。189÷14=13余り7と表示されるため、13シートと残り7錠を調剤すればいいことになる。
電卓の操作は以下の通りとなる。
3錠×63日=189錠
189÷(電卓の÷余りボタンを押す) 14錠=13シート余り7錠

患者の次回来局日の予測もこの電卓で行うことが可能である。
例えば1月16日に63日分処方された場合は、電卓計算で3月21日と瞬時に計算できる。
電卓の操作は
1月 (日数/時間ボタンを押す)16日+63日=3月21日

次回、診察予約日まで、処方箋に記載されている処方日数で足りるかどうかも同様に計算できる。この場合は日数の引き算を行う。
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