【薬剤師国家試験 実務 第103回 問197】

196−197 68歳男性。慢性腎不全にて入院中。今回とこれまでの血液検査の結果から、eGFRの低下が認められたため、クレメジン®細粒分包2g(注)が追加となり、 薬剤師に服薬説明の依頼があった。 (注:包中に球形吸着炭2gを含有する)

 

197(実務)

患者は本製剤を服用するのが初めてである。服薬説明として誤っているのはどれか。2つ選べ。

  1. 固体のまま消化管を通過するため、胃潰瘍や食道静脈瘤の治療を行っていないかを確認する。
  2. 床に大量にこぼした場合には、転倒の原因となることがあるため、早めに濡れたタオルで拭き取るよう指導する。
  3. 他の薬剤と併用する際には、同時服用は避けるよう指導する。
  4. 墨汁で染めたような黒色の便となるため、患者が驚かないように説明する。
  5. 袋型オブラートや服薬補助ゼリーの使用により、効果が減弱することを説明する。

 

(引用 厚生労働省 第103回薬剤師国家試験問題及び解答(平成30224日、225日実施)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198920.html

197

  1. 〇 胃潰瘍や食道静脈瘤がある場合、患部を刺激する可能性があるので注意が必要です。
  2. 〇 
  3. 〇 クレメジン®細粒分包は他の薬剤と吸着するため、薬効が低下してしまう可能性があります。そのため、他の薬剤と30分~1時間あけて服用するよう指導します。
  4. × 黒色便の原因とはなりません。
  5. × クレメジン®細粒分包は非常に服薬しずらいため、袋型オブラートや服薬補助ゼリーなどで服薬することを提案する

websiteの薬剤師国家試験問題解説は薬学生の教育を目的に掲載しております。

-PR-