【薬剤師国家試験 実務 第104回 問230】

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28歳女性。810日の夜間に下痢、発熱、腹痛を訴えて救急外来を受診した。医師が問診したところ、同日の昼間に料理教室で卵を用いた洋生菓子を作り、それを食べたとのことであった。一緒に料理教室に行った友人5人も同じ物を食べ、同じ症状を訴えているという。問診の結果から、医師は細菌性食中毒を疑い抗菌薬を投与することにした。

230(実務) 患者の受診当日、医師は、処方可能な経口抗菌剤について薬剤師にアドバイスを求めた。薬剤師が提案すべき薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. バンコマイシン塩酸塩散
  2. クラリスロマイシン錠
  3. イトラコナゾール錠
  4. レボフロキサシン錠
  5. ベルメクチン錠

(引用 厚生労働省 第104回薬剤師国家試験問題及び解答(平成31223日、224日実施)https://www.mhlw.go.jp/content/000491254.pdf)

 

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  1. × バンコマイシンが使用される細菌性食中毒は、バンコマイシン感受性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やクロストリディオイデス・ディフィシルがあります。本患者さんは原因食品が卵であることや潜伏期間が約12時間と推定できることから、サルモネラ属菌によると考えられるので。バンコマイシン塩酸塩散の使用は不適切であると考えられます。
  2. × クラリスロマイシン錠(商品名:クラリス)は細菌性食中毒の中ではブドウ球菌属やカンピロバクター属に適応をもつため、本患者さんには不適切であると考えられます。
  3. × イトラコナゾール錠(商品名:イトリゾール)は真菌症に使用するので不適切です。
  4. 〇 レボフロキサシン錠(商品名:クラビット)は細菌性食中毒の中ではブドウ球菌属、大腸菌、サルモネラ属菌、カンピロバクター属に適応をもつため、本患者さんに提案すべき薬剤として適切であると考えられます。
  5. × イベルメクチン錠(商品名:ストロメクトール)は抗寄生虫薬です。

 

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