【薬剤師国家試験 実務 第104回 問226】

226

58歳男性。健康診断の結果が、体重72kg、血清クレアチニン値 1.0mg/dLBUN 20mg/dL、 空腹時血糖値122mg /dLHbA1cNGSP値) 6.5%、BMI25.6であったため、かかりつけ医を受診した。かかりつけ医での検査の結果、耐糖能異常と診断され、食事療法と運動療法を開始した。仕事上、夜勤があり、食生活が不規則で十分な改善効果が得られなかったため、以下の薬剤を処方され薬局を訪れた。患者は、この薬剤の服用は初めてで、服用方法や副作用について不安を抱いている様子であった。

(処方)

ボグリボース口腔内崩壊錠0.2mg  11錠(13錠)

13回 朝昼夕食直前 14日分

226(実務)

薬剤師がこの患者に行う服薬指導として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. おならが増えたり、下痢をしたりすることがありますが、症状が軽度の場合は心配せず続けて服用してください。
  2. この薬で腎臓の働きが悪くなることがありますので、尿量が減少した場合はお知らせください。
  3. この薬で低血糖症状が起きた時は、砂糖では改善効果が低いのでブドウ糖を摂取してください。
  4. この薬を食直前に飲めなかった場合は、食間でも同様の効果がありますので、 食後2時間を目安に飲んでください。
  5. この薬は舌の下で溶かして口の中で吸収させる薬なので、水で飲み込まないでください。

 

(引用 厚生労働省 第104回薬剤師国家試験問題及び解答(平成31223日、224日実施)https://www.mhlw.go.jp/content/000491254.pdf)

226

  1. 〇 ボグリボース(商品名:ベイスン)の代表的な副作用に、放屁・腹部膨満があります。
  2. × ボグリボース(商品名:ベイスン)の重大な副作用に腸閉塞・低血糖・高アンモニア血症がありますが、腎機能障害は報告されていません。
  3. 〇 αグルコシダーゼは二糖から単糖への反応を促進します。よって、αグルコシダーゼ阻害薬服用中の低血糖症状には、ブドウ糖などの単糖を摂取します。
  4. × 食間投与では十分な効果が得られないため、食直前に服用できなかった場合は次回食事の直前に1回分服用します。
  5. × 

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