【薬剤師国家試験 実務 第104回 問210】

210 

35歳女性。数日前から咳き込むようになった。市販の咳止め薬を服用していたが、治まらないので病院を受診したところ、呼吸器科で気管支喘息と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。薬剤師が面談したところ、過去に内服ステロイド薬により満月様顔貌(ムーンフェイス)などの副作用を経験したことが分かった。今回処方された吸入ステロイド薬についても副作用を心配している。なお、この女性は今回初めて吸入薬を使用する。

(処方)

パルミコート200 ngタービュヘイラー56吸入注 1

11吸入 12回 朝夕 吸入  

(注:ブデソニド1回吸入量200ngのドライパウダー吸入式ステロイド薬)

210(実務) この患者に対する服薬指導として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. この吸入薬は、内服ステロイド薬よりムーンフェイスになりにくいです。
  2. 吸入後にうがいをすると効果が減弱するので、うがいをしないで下さい。
  3. ピークフローメーターにより得られた測定値と測定時の症状を、喘息日記に記載してください。
  4. この吸入薬は咳が出なくなったら、吸入しなくても良いです。
  5. この吸入薬は咳がさらにひどくなった場合、追加で13回まで吸入しても良いです。

 

(引用 厚生労働省 第104回薬剤師国家試験問題及び解答(平成31223日、224日実施)https://www.mhlw.go.jp/content/000491254.pdf)

210

  1. 〇 吸入薬の場合、内服ステロイドのように全身性の副作用を起こす可能性は低いです。
  2. × 吸入後うがいをすることで口腔カンジダ症などの副作用を予防できます。
  3. 〇 
  4. × 毎日規則正しく使用することで、症状の軽減・消失を目的とします。
  5. × パルミコート200ngタービュヘイラーは頓服で吸入する薬剤ではありません。

websiteの薬剤師国家試験問題解説は薬学生の教育を目的に掲載しております。

-PR-