【薬剤師国家試験 実務 第104回 問276−277】

276−277 

70歳女性。気管支喘息のため吸入療法を行っている。本日、デバイスが異なる吸入剤へ変更したため、医師から薬剤師に吸入指導の依頼があった。薬歴を確認したところ、前回の処方1から処方2へ変更になっていた。

(処方1

アドエア250ディスカス 60吸入(注1) 1 

                                                       11吸入 12回 朝就寝前 吸入

1:サルメテロールキシナホ酸塩及びフルチカゾンプロピオン酸エステルを含有する吸入粉末剤。1吸入で、サルメテロールとして50μg及びフルチカゾンプロピオン酸エステルとして250μgを吸入できる。

(処方2

アドエア125エアゾール 120吸入(注2) 1 

                                                        12吸入 12回 朝就寝前 吸入

2:サルメテロールキシナホ酸塩及びフルチカゾンプロピオン酸エステルを含有する吸入エアゾール剤。1吸入で、サルメテロールとして25 μg及びフルチカゾンプロピオン酸エステルとして125μgを吸入できる。

患者に確認したところ、認知機能、視力、聴力及び手指筋力の低下は認められな かった。

276(実務)

 薬剤師がこれまでのデバイスとの吸入方法等の違いを指導するポイントとして適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 使用前によく振る。
  2. 吸入直前に息を強く吐き出してから吸い込む。
  3. できるだけ速く吸い込む。
  4. 噴霧と吸気のタイミングが合わないときにはスペーサーを使用する。
  5. 吸入後にそのまま34秒程度息を止める。

277(薬剤)

処方1と処方2の製剤の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 処方1の製剤は、吸入量が一定となるように調製された固体粒子のエアゾールとして吸入する製剤である。
  2. 処方1の製剤は、薬物の固体粒子が液状媒体に懸濁した状態で吸入器に充てんされた製剤である。
  3. 処方1の製剤は、容器に充てんした噴射剤と共に、一定量の有効成分を噴霧する定量噴霧式吸入剤である。
  4. 処方2の製剤には、密閉容器が用いられる。
  5. 処方2の製剤は、薬剤を含むエアゾール缶、定量バルブとアクチュエーター等から構成される。

 

(引用 厚生労働省 第104回薬剤師国家試験問題及び解答(平成31223日、224日実施)https://www.mhlw.go.jp/content/000491254.pdf)

 

 

 

276

  1. 〇 アドエア250ディスカスは吸入粉末剤であり、アドエア125エアゾールは吸入エアゾールです。吸入エアゾールは薬剤が均一に混じりあうよう強く振ってから吸入します。
  2. × 吸入エアゾールは無理しない程度に息を吐きだしてから吸い込みます。
  3. × 吸入エアゾールは、深く、強く、「スーッ」と吸い込みます。
  4. × 粉末およびエアゾールどちらも吸入後に34秒息を止める。

 

277

  1. × アドエア125エアゾールの記述です。
  2. × アドエア125エアゾールの記述です。
  3. × アドエア125エアゾールは密封容器で保存します。
  4. websiteの薬剤師国家試験問題解説は薬学生の教育を目的に掲載しております。

 

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