【A】以下の理由から粉砕可能であると考えられる。フィルムコーティング錠であり、苦味を抑えているため、粉砕後は苦味が出ると考えられる。

粉砕後の安定性に関しても検討されており、3か月後まで安定性に問題ない。

※粉砕の可否については各施設の医療担当者の裁量と判断になります。

■トラマドール塩酸塩
25 ℃ /60%RH及び30 ℃ /70%RHの条件下で60ヵ月、又は40 ℃ /75%RHの条件下で12ヵ月保存した結果、トラマドール塩酸塩の性状に変化を認めず、融点及び水分の物理 学的特性においても著しい変化を認めなかった。本品は非常に安定であり、いかなる分 解物の生成も認めなかった。
■アセトアミノフェン
アセトアミノフェンの化学的及び物理学的試験を含む各試験項目について測定を行い、5 年間の安定性を評価した。その結果、アセトアミノフェンは非常に安定であった。

トラムセット配合錠 医薬品インタビューフォーム第5版 引用

http://www.mochida.co.jp/dis/interview/trc_n6.pdf